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カンタンとは    2009年5月1日


「カンタン」には、幾つかの意味があります。

(1)難題と思われていたものが、いとも簡単に解決してしまうこと
(2)難題が辛苦の末に解決し、感嘆すること
(3)難題を徹底論議し尽くし、肝胆相照らすようになること
(4)難題と格闘したのもほんの一瞬間だと悟る、邯鄲の夢のこと


 さて現在は、日本ひいては人類の存亡も危ぶまれるような混沌の中にあります。

政治面では、短命内閣の連続と政権与党の交代可能性、公務員制度への不信感
経済面では、世界同時不況とその影響の直撃による企業経営・税収の逼迫
社会面では、年金システムの崩壊現実性、雇用環境の不安定性、少子化の進行
外交面では、北朝鮮の核開発、アジア諸国・ロシアとの国境問題

等の難題が覆いかぶさっています。

 これらについて、テレビ・新聞・ネット等のメディアで討論会が実施され、様々なプレゼンがなされていますが、ともすれば政党関係者、各種評論者等の立場の偏った、現場から乖離した意見が多いように思います。

 日本は欧米諸国や国連常任理事国と異なり、武器を輸出することは禁じられています。 また、現在でも実質的にドルが基軸通貨のため、世界をリードする金融商品を開発・販売することも成し得ません。 

 民生用の自動車・エレクトロニクス製品等の工業製品を外需依存し、付加価値を稼ぐ以外に、十分に雇用を確保し生存する道はないのです。 そのためにも、世界最高の製造技術力とそれを支える人的能力および良好な政治・経済・社会システムが必要です。

そういった点を踏まえ、製造立国の視点から、種々の難題について解決方法を考えていきたいと思います。

「カンタン」が難題解決のキーワードとなるように、少し真剣に考える「タイム」を持ちたいと思います。