・・しいしい
《品詞》接続助詞か?。(ええい、強引に接続助詞にしてしまおう)
《標準語》・・しながら。(「A」しいしい「B」により、Aの動作をしながら同時にBの動作をすることを示す。Aはサ変動詞の語幹、Bは動詞)
《用例》「運転しいしい電話するけえ、事故起こすだがな」(運転しながら電話するから、事故を起こすんだよ)。
《用例》「たばこしいしい、してごしなれよ」(ときどき休憩しながら、してくださいよ)。
《用例》「花ちゃんが、キョロキョロしいしい歩いとったあぞ」(花ちゃんが、キョロキョロしながら歩いていたぞ)。
《用例》「煙草しいしい仕事する」(休憩しながら、仕事をする)。
《用例》「勉強しいしい深夜放送を聞く」
《用例》「オシッコしいしい歌う」
《用例》「ウロウロしいしい探す」
《用例》「ビクビクしいしい探検する」
《用例》「ヨロヨロしいしい歩く」
《ガーン、大間違い!》しいしい」は、助詞ではなく、「サ変動詞連用形×2」でした。m(..)m。サ変以外でも、動詞の連用形を二つ重ねた用法はありまして、その動作をしながら別の動作をするという場合に使います。(これは、標準語かも)
例えば、「本を読み読み話す」「水を飲み飲み走る」「泣き泣き仕事をする」「テレビを見い見い食べる」「笑い笑い死ぬ」などなど。
《蛇足》そういえば、唱歌「背(せい)くらべ」の歌詞に、「粽(ちまき)たべたべ兄さんが 計ってくれた 背のたけ」なんてのがありましたね。(単音[midi_data]はこちら
《参照》・・もって

じいで [Thanks to みわこさん&あいこさん]
《品詞》名詞
《標準語》どぶ・用水路の掃除をすること
《用例》「今日は、じいでだけなぁ、てごしてごせよ」(今日はどぶ掃除だからね、手伝ってね)。

じーんじーんかんまいや (「じゃーんじゃーんかいまいや」とも)
《標準語》(はやし言葉の一つ)標準語の何に対応するのだろう。「やーい、やーい」とか、「知ーらないっと」だろうか。
《用例》「花ちゃんが、茶碗、めえだあぞ。じーんじーんかんまいやあじーんじーんかんまいやあ」(花ちゃんが、茶碗をこーわした。やーい、やーい、知らーないっと)。
《発声法》相手が困って泣き出してしまうまで、しつこく、節をつけて、大声で、何度も、効果的に。

じぇに (「ぜに【銭】」の訛り。「ぜん」ともいう)
《品詞》名詞
《標準語》お金
《用例》「じぇに、持っとらんか」(お金持っていないか)。
《補遺》今ではほとんど使わないんじゃないかな。

しおはいい【塩はいい】 [Thanks to 泊村誌]
《品詞》形容詞
《標準語》塩辛い
《参照》からい

じげ【地下】 [Thanks to Mr. Takayoshi-Suzuki ]
《品詞》名詞
《標準語》自分の村、地元。地元の人。土着の民。ネイティブ
《用例》「そがなことは、じげのもんでない人には、わかりゃせん」(そんなことは、地元の人間でない人には理解できないよ)。

しごする (「しごーする」とも。)
《品詞》動詞
《標準語》処理する、やっつける、片付ける、(魚を)おろす、料理する
《用例》「あいつ、しごしたらい」(あいつ、やっつけてやろうぜ)。
《用例》「この魚、しごしちゃうけえ」(この魚を料理してしまいますからね)。
《用例》「あんちゃんから鯉もらったけえしごーせなあいけん」(鯉をもらったので、おろさないといけない)。
《注記》「魚を料理する」という意味での「しごする」は、三枚におろすとか切るとかの包丁段階までで、煮たり焼いたり、味をつけたりは含みません。それと同様に、人間に対しても、徹底的にやっつけはしません。(確か昔はそうだった)
《参照》動詞活用表(する)

じじい
《品詞》形容詞。
《標準語》〔幼児語〕不潔である。汚い。

しじる [Thanks to 尾崎憲治さん(大栄町出身)& Miwako Fujiiさん(倉吉市)]
《品詞》動詞
《標準語》焼く。〔Miwakoさんより→〕(おもに肉を、ちょいっと)炒める。
《用例》「するめ、しじって、食わいや」(するめを焼いて、食べようよ)。
《用例》「もうちいと、よう、しじらな、うまなからあ」(もう少しよく焼かないと、おいしくないと思うよ)。
《用例(Miwakoさんより)》「この肉もうちいとしじってえな」(この肉をもう少し炒めてくださいな)。 《補遺》ごんべは「しじる」を使った記憶が薄れていますので、尾崎さんに「しじるは、何を焼く場合でも使いますか?」とメールでお聞きしましたところ、田舎に電話で確かめてごしなったです。以下、尾崎さんからのメール抜粋。
朝間7時に良江さん(田舎のオカーチャン)に電話して聞いたけ。
「するめはしじるっていうが。焼くときにチリチリッって言わがな。そがなんしじるっていうが。肉も焼くときにジリジリッて言わあがな。だけしじるっていうだがな」
という迷回答をむらったに。

したぎょう (「したぎょ」とも)
《品詞》動詞「してあげる」の未然形+助動詞「ょう」、「してあげょう」の変化
《標準語》してあげよう、してあげましょう
《用例》「うちが、したぎょう」(私がしてあげましょう)。
《用例》「うちが、したぎょうかあ」(私がしてあげましょうか)。
《類例》(語尾の「う」を省略する場合も)
「食べたぎょう」(食べてあげよう)。「読んだぎょう」(読んであげよう)。
「見たぎょう」(見てあげよう)。「手伝ったぎょう」(手伝ってあげよう)。
「書いたぎょう」(書いてあげよう)。「死んだぎょう」(死んであげよう)。
《参照》鳥取弁における助動詞の用例

したて【下手】 [Thanks to Mr. Keidou Kadowaki]
《品詞》名詞
《標準語》下隣の家

したまがり【舌曲り】
《品詞》名詞
《標準語》ひがんばな、曼珠沙華(学名:Lycoris radiata)
《補足》鱗茎は有毒だが(舌が曲るほど)、かつて飢饉などのとき、すりつぶしたあと、水でさらして食用にしたという。
《すごい!》どこかは知りませんが、この花を「はみずはなみず【葉見ず花見ず】」と呼ぶところがあるそうです。詩的だなあ。
《蛇足》マンジュシャゲの方言いろいろ。しびとばな・きつねのかみそり・ゆうれいばな・やくびょうばな・かみそりばな・したこじけ・きつねばな・したまがり・かわかんじ・しれい・すずかけ

カットは「インターネットの小物入れ」より

しぬる【死ぬる】
《品詞》ナ行変格活用動詞
《標準語》死ぬ。鳥取弁には標準語にはない「ナ行変格活用動詞」があります。【死ぬる】もその一つ。
《用例》「うち、しぬるの、きょうてえ」(私、死ぬのが恐い)。
《用例》「あの人のために死ねれるかあ」「死ねれん思う」(あの人のために死ぬことできる?)(できないと思うわ)。
《用例》「そがなことすら、しぬるぞ」(そんなことをしたら、死ぬよ)。
《用例》「人間だっでも、死ぬる時が来(く)ら、死ぬっだ」(人間は誰でも、死ぬ時が来れば死ぬんだ)。
《参照》動詞活用表(死ぬる)

しぶ [Thanks to 東郷町誌]
《品詞》名詞
《標準語》〔植物名〕ヒサカキ(学名:Eurya japonica)。ツバキ科ヒサカキ属の常緑低木。サカキの代用として枝葉を仏前に用いる。
《用例》「墓参りするけえ、しぶ取ってきてごしならんか」(お墓参りをするから、ヒサカキを取ってきてくださいませんか)。
《ごんべの記憶》むかーし、父と山道を行くとき、父はよくしぶの葉を千切って口にくわえ、噛んでおりましただがな。それにどがな効果があるのか父には聞かなんだですが、いま同じことを、ごんべは山歩きの途中でやっています。どがな効果があるんでしょうかいなあ。
《補遺》鳥取県におけるサカキの方言名の分布。シャシャキ(鳥取市)、ヘンダラ(八頭郡)、センダラ(岩美郡)、シブ(気高郡・東伯郡・倉吉市)、シブキ(西伯郡・米子市)、シブシバ・ホトケサンバ・コーヤシバ(日野郡)。資料出所:古田恵紹著「鳥取ことばは愉し─その特色─」

しぶがわりい
《品詞》形容詞
《標準語》恥ずかしい
《用例》「みんなが見とんなるがな。しぶがわりいがな。やめなれな」(皆さんが見ておられますでしょう。恥ずかしいじゃないですか。止めてくださいな)。
《用例−推量》「そがなん着て、しぶがわりからーがな」(そんな服を着て、恥ずかしいでしょう)。
《参照》ひんがわりい

じべた
《品詞》名詞
《標準語》地面
《用例》「じべたに落といたむん食わ、きたにゃあわい」(地面に落としたものを食べたら、汚いよ)。
《独白》標準語かもしれない。

しまぎゃある (「しまがえる【縞蛙】」の転)
《品詞》名詞
《標準語》とのさまがえる【殿様蛙】

しみる
《品詞》動詞
《標準語》凍る。
《用例》「寒いけ、手ぬぐいがこがにしみちゃったがな」(寒いから、手ぬぐいがこんなに凍ってしまったよ)。
《用例》「雪がしみとるけえ、上に乗っても沈まんわ」

しめ [Thanks to Mr. Kazusuke Yamane]
《品詞》名詞
《標準語》ばってん【罰点】、バツ、ペケ、×しるし。
《用例》「チェックしたのんは、しめ印を右肩んとこに、書いといてごしなはれ」(チェックをしたものには、×印を右肩に書いておいてください)。
《用例》「テストで、しめばっかりもらあた」(テストで、×ばっかり貰った)。

しゃあまけな [Thanks to Mr. Keidou Kadowaki]
《品詞》形容動詞
《標準語》(子供のくせに)なまいきである、妙に大人びた物言いをする小憎らしいガキである
《用例》「あいつ、ちいとしゃあまけなけ、しごしたらいや」(あいつは少しなまいきだから、制裁を加えよう)。

しゃくる [Thanks to 東伯町誌]
《品詞》動詞
《標準語》急に引っ張る、断続的に緩急をつけて引っ張る
《用例》「そがなしゃくるやな引っ張り方は、いけんがな。もうちーとそろいそろい引っ張ってごせいや」(そんなに急に引っ張ったらいけないよ。もう少し、そろーっと引っ張ってくれないか)。

しやける
《品詞》動詞
《標準語》片づける、整理整頓する
《用例》「部屋しやけてから、遊びに行かい」(部屋を片づけてから、遊びに行こう)。
《参照》動詞活用表(しやける)

じやじや [Thanks to いばらきの松本さん]
《品詞》副詞
《標準語》べたべた
《用例》「がいに汗かいて、顔がじやじやするわい」(たくさん汗をかいて、顔がべたべたするよ)
《用例》「なんかついただらあか? うち、手がじやじやするだけえ
《メール到着》
ばば」の項で、お世話になったいばらきの松本さんから、第四便のメール「じやじや」「生物の方言」が、平成16年3月下旬に到着しました。すぐにアップする予定がズルズルと延びて、ごめんなさい。
いばらきの松本です。お変わりありませんか?
昨日こちらに高校の同級生(大栄町人)が遊びに来ました。同郷の元横綱琴桜、佐渡ヶ嶽さんの部屋の後援会主催のツアーで、部屋の見学と観戦に来たのです。
観戦後は自由行動になるというので、場所まで迎えに行って鶴橋の焼肉に行きました。
彼は、僕が倉吉を離れて忘れそうになってゆく故郷の言葉の世界に瞬時に、そして強烈に引き戻してくれます。
終電まで、がいに飲んだのでいっぱい教えてもらったネタをあらかた忘れてしまったのですが、ひとつ僕のツボにはまる懐かしい言葉を発しました。
(ビール飲んで、肉食べて煙にあおられて)
「がいに汗かいて、顔がじやじやするわい。」
・・・いやー。ほんに懐かしい。忘れとった。言っとった言っとった。べたべたすることですな。

ただし、僕の母(倉吉絣見習い中)は、「じたじた」と云っとりました。
「ここの床じたじたしとるけど、あんた、ジュースかなんか、こぼしたでないかぇー?」
こんな感じです。

あと彼が言うには「ようたんぼ」は、因幡では「よいたんぼ」だそうです。

それと僕が知ってる生き物の方言を、書いておきます。
「ぼっか(どんこ)」は、倉吉周辺では……ぼっかつう
「ノコギリクワガタのオス」は、倉吉の明倫小校区周辺では……なーめ
「ノコギリクワガタの未発達の角(あご)のオス」は、倉吉の成徳、明倫小校区周辺で……じゅうにせんこう
「ミヤマクワガタのオス」は、明倫小校区で……じじい
「カマツカ(淡水魚)」は、倉吉で……だんぎ
「イシダイの子供」を……ななしま。(磯遊びで潜っているとよく近寄ってきた。)
「アイゴ(魚)」を……たばこ。(身にそんな臭みがあるって父が言っとったなぁ。)
他に、川には「ぎぎ」とか「あいかけ」とか「ごず」とかいました。

「イラガ(蛾)の幼虫」は、倉吉上北条では……はげんば
「ニギス」は……こうはいし
「ヒル」は……ひゅうり
「にゅーにゃー(カワニシ)」は倉吉では……にーなー
ちなみに打吹公園や成徳小学校の外便所の小便器にくっついている陸生の巻貝は……べんじょにーなー
「カマドウマ(昆虫)」は、倉吉では……べんじょこおろぎ
今日は絶好調、いっぱい思い出しました。晩御飯が出来たので今日はここまで。また寄らせてください。
(2004/03/21)

じゃれんな (「じゃれるな」の変化) [Thanks to Mr.谷岡昌範]
《品詞》動詞「じゃれる」+禁止の終助詞「な」
《標準語》ふざけるな
《用例》「おいおい、じゃれんないや」(おいおい、ふざけるなよ)。・・ジョーク的雰囲気もある

じゃんけんこい (じゃんけんの掛声)
《標準語》じゃんけんぽん
《用例》「じゃん・けん・こい、あい・こで・こい」と、ちゃんと三拍子になっています。じゃんけんでは、早出し、遅出しを防ぐために、このリズムが非常に大切なのです。
高校を卒業し、京都に出てきて、まず最初に驚いたのが、「いん・じゃん・でえ・ほおーい」という、リズムをまったく無視したじゃんけんの仕方でした。「こいつら、だらずだわい」と思いました。ところが、なんの、彼らは大学では、決してだらずではなかったのでした。
《記憶復活》「じゃんけんこい」のほかに、「じゃんけん、じゃがいも、芽が出て、葉が出て、じゃんけんこい」などとも言った。この場合、「じゃがいも」でグー、「芽が出て」でチョキ、「葉が出て」でパーを出すのがルール。
《追加》このほか、鳥取県では次のようなものがあるそうです。(川崎洋『日本の遊び歌』新潮社)
「あいこでしょ、しょうやのこ」(日野郡)。「じゃんけんほい」(倉吉市)。「じゃんけんぽっくりげた、ひよりげた」(倉吉市)。「しーじゃんほい」(倉吉市)

しゅう【衆】 [Thanks to 倉吉市誌]
《品詞》名詞
《標準語》人たち。皆さん
《用例》「おまいねのは、みんなよう仕事しなるな」(あなたの家の人は、みんなよく仕事をなさいますね)。
《用例》「にょうば」(女性の皆さん)。「青年団の」(青年団の皆さん)。

しよ【塩】 (「しょ」とも)
《品詞》名詞。
《標準語》塩。

しょい [Thanks to 東伯町誌]
《品詞》連語。サ変動詞未然形+助動詞「ょい」
《標準語》(・・を)しよう
《用例》「静かにしょい」(静かにしよう)。
《用例》「××しょい」(××しようよ)。

じょう (食べ物)
《品詞》名詞
《標準語》海草エゴのり(じょうぐさ)を煮て溶かし、型で固めた料理。醤油などをつけて食べる。
《忘却》今から考えると、「じょう」はあまり美味ではなかった。醤油の味だけで食べていたような気がする。「いぎす」というのもあったけど、こっちの方は名前だけ覚えていて、味も形も浮かんでこないが、「いぎす」と「じょう」は、同じものだったような・・・。
《判明》やっと判明。やはり「いぎす」=「じょうぐさ」でした。

しょうがからい (「しょうがかりゃあ」と訛る場合が多い)
《品詞》連語。
《標準語》腕白である。いたずらっ子である。
《用例》「おまいげの子は、しょうがからい」(お宅の子は、腕白だ)。

しょうから (「塩辛」が語源か?)
《品詞》名詞・形容動詞
《標準語》わんぱく、わんぱくな子供、いたずら、いたずらっ子
《用例》「おまいは、しょうからだなあ」(お前は、わんぱく坊主だなあ)。
《用例》「まーた、この、しょうからぼうずが、なにしょーっだろうなぁー、ほんにぃー」(また、このいたずら小僧は、何をするんだろう、ほんとうに!」[Thanks to 三戸康子さん]
《補遺》「しょうがからい」は、形容詞。「ごんべはしょうがからい」という風に使う。「しょうからご」ともいう。

しょうのけおこわ (しおのけおこわ【塩の気おこわ】の変化か)
《品詞》名詞
《標準語》炊き込みおこわ
《偽レシピ》しょうのけめしの偽レシピを参考にして、各自で作ってみてください。ただし、ただ米ではなく、もち米を使うこと。炊くのではなく、蒸すこと(しょうのけめし)。

しょうのけめし (しおのけめし【塩の気飯】の変化か)
《品詞》名詞
《標準語》炊き込みご飯
《偽レシピ》ただ米をとぐ。山菜、ごぼう、人参、きのこ類、筍など何でも好きなものを刻んで入れ(あらかじめ味付けしておいたものを入れるというのが普通)、醤油で味付けして炊き込む。
炊き上がったら、温かいうちに食べる。しかし、冷えたしょうのけめしに熱いお茶をかけて食べるのも、乙なものである。各材料の分量は、好みに応じて適当に加減する。

しょうはいい
《品詞》形容詞。
《標準語》(舌を刺激するほど)塩辛い。

じょうり
《品詞》名詞
《標準語》ぞうり【草履】

じょうりかくし
《参照》ぞうりかくし

しょおる (「しゅうる」とも)
《品詞》動詞(連語?)。
《標準語》(現在進行形)している。しつつある。している最中である。
《敬語的表現》しょおんなる
《用例》「あがなことしょおるで」(あんなことをしているよ)。

しょむ [Thanks to Mr. Keidou Kadowaki]
《品詞》動詞
《標準語》(液体や味が)しみる。しみこむ
《用例》「よう味がしょんどるなあ」
《用例》「味がようしょんで、うまいだいこの煮ただがいなあ。ああうま」(味がよくしみこんで、おいしい大根の煮物ですねえ。ああ美味しい)。

しらみゃあがな【知らみゃあがな】
《品詞》連語。動詞「知ら」+助動詞「みゃあ」+助詞「がな」
《標準語》知らないだろう。
《用例》「花ちゃんの誕生日、知らみゃあがな」「知っとるわい」「なら、スリーサイズは知らみゃあがな」「・・」(花ちゃんの誕生日知らないだろう)(知ってるさ)(それならスリーサイズは知らないだろう)(むむむ)。
《アクセント》しらみゃあがな

じるい [Thanks to Mr. Kazusuke Yamane]
《品詞》形容詞
《意味1》(道が)ぬかるんでいる
《用例》「道がじるいけ、通れん」(道がぬかるんでいて、通れない)。
《意味2》 [Thanks to Mr. Keidou Kadowaki] (田んぼの排水が悪く)足が抜けないくらい田土がねばっこい
《用例》「この田んぼはじるいなあ」
《記憶》ごんべは「じゅるい」と発音していたような、淡い記憶。
《蛇足》最近の田舎(伯耆、因幡の田舎)の道路は、ほぼ100%舗装されているため、「じるい道」はほとんどない(そうです)。

しろみて【代満】 (行事)
《品詞》名詞
《標準語》(ものの本によれば)さなぶり【早苗饗】というそうです。ごんべの隣り町、奈良県橿原市のお房観音の門前に「さなぶり餅」という名の、きな粉をまぶした麦餅を売っている店があります。今日(平成8年10月27日)買ってきました。6個で500円。うまい。
《行事》田植えが終わった後、そのお祝いに村の人たちが集まって、飲食をともにする祝い事。しろみての「しろ」は田植え、「みて」は終了の意味。 自家の田植え終了をこじろみて【小代満】、集落全体の田植え終了をしろみて【代満】という・・そうである。

しわい
《品詞》形容詞
《標準語》(スルメなどの食べ物が)弾力があって噛み切れないほど固い
《用例》「このスルメ、しわいなあ」
鳥取大学付属中のHPより》〔因幡方言〕では、「執念深い」という意味があるそうです。
《同校吉田先生からの追加情報》本校のページで「しわい=執念深い」とありますが、「ねばり強い」というような意味もありますので、よい意味にも使います。

しんじゃ。from 豊橋

しんじゃ (野草)
《品詞》名詞
《標準語》スイバ(学名:Rumex acetosa)、すかんぽ
《おやつ》しんじゃの若い茎を、ごんべは、おやつ代わりに塩をつけて食べました。昭和20年代。結構おいしかった。
《唱歌》酸模(すかんぽ)の咲く頃。(単音の[midi_data]はこちら

しんわりたんわり [Thanks to Mr.谷岡昌範]
《品詞》副詞
《標準語》しぶとく、ゆっくり、落ち着いて

《用例》「しんわりたんわり、なんとかやっとりますわい」(しぶとく、なんとかやっておりますよ)。


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