・・は [Thanks to Mr. Masami Itoh]
《品詞》係助詞
《特記》鳥取弁においては、体言+係助詞「は」は、融合する場合が多い。
《融合例》
「それは」→「そら」、「これは」→「こら」、「ことは」→「こた」
「われは→わりゃあ(お前は・・喧嘩言葉)」、「わしは→わしゃあ」
「うちは→うちゃあ(私は)」、「鳥は→とりゃあ」、「あしたは→あしたあ」
「雨は→あみゃあ」、「嫁は→よみゃあ」、「飯は→めしゃあ」
「インターネットは→インターネッタあ」、「大津は→おおつぁあ」
「京都は→きょうたあ」、「青森は→あおもりゃあ」、「時には」→「時にゃあ」
《参照》鳥取弁における助詞の用例

ば【場】 [Thanks to Mr. Takayoshi-Suzuki]
《品詞》名詞
《標準語》場所
《用例》「俺のあ、どこだいや」(俺の場所は、どこだい)。
《用例》(食堂で)「食う、あるか」(食べられる場所、あるかい)。

ばえる
《品詞》動詞
《標準語》騒ぐ、暴れる
《用例》「家ん中で、ばえとんのは、誰だいな」(家の中で騒いでるのは、誰ですか)。
《情報到着》西郷谷の男さんより。八頭のほうでは『ばれる』でした。
《参照》動詞活用表(ばえる)

はがいい (「はがゆい」の変化)
《品詞》形容詞
《標準語》歯がゆい、じれったい、もどかしい
《用例》「歯がいいなあ」(じれったいなあ)。
《用例》「別に歯がいないで」(別にじれったくないよ)。
《追加情報・98/11/24》倉吉市在住のTOKUYOSHI YUSUKEさん達は、「はがええ」と言っていたそうです。

・・ばかし、・・ばっかし
《品詞》副助詞
《標準語》・・ばかり
《用例》「ため息ばっかししか、出ん」(ため息ばかりしか出ない)。
《用例》「どうせ、おまいのこった、すけべなホームページばっかし見とっだらあ?」「・・・」(どうせ君のことだから、エッチなホームページばかり見ているんだろう)(ギクッ!)。
《参照》鳥取弁における助詞の用例

はぐる (ひょっとして標準語かも)
《品詞》動詞
《標準語》はがす。めくる
《用例》「布団はぐって、起こいたれいや」(布団をめくって、起こしてやれよ)。
《用例》「シールをはぐって見たら、当たりが出たけ、びっくりしたがな」(シールをはがして見たら、当たりが出たので、びっくりしたよ)。

はこ【箱?】 ばば

はさかる
《品詞》自動詞
《標準語》はさまる
《用例》「歯になんかはさかって、取れん」(歯に何かがはさまっていて、取れない)。
《用例》「奥歯に物がはさかったやな言い方」(奥歯に物がはさまったような言い方)。
《参照》動詞活用表(はさかる)

はさける [Thanks to 泊村誌]
《品詞》他動詞
《標準語》間に挟む
《用例》「この本に、うち、栞いはさけといたに、誰が取っただいな?」(この本に私、栞を挟んでたのに、誰が取ったの?)(わし・・・)。

はしかいい【はし痒い】
《品詞》形容詞
《標準語》(肌に何かが当たって)チクチクする、むずがゆい
《用例》「せながはしかいいけ、ちょっと、見てごしなれ」(背中がチクチクするので、ちょっと見てください)。
《補遺[Thanks to Mr. Kazusuke Yamane]》「はしかいいもん」とは、〔因幡方言〕で「要領がよくて、うまく立ち回って人を出し抜く人」の意味のようです。そういうタイプの人を見ると、むずがゆく感じるからでしょうか?

はしま【箸間】 (「こばしま」とも) [Thanks to Ms. Kumiko Tokumaru ]
《品詞》名詞
《標準語》農作業の休憩時に食べる間食。おやつ。休憩してお茶すること。
《おやつ》田植えや稲刈りは、かつては農作業機械もなかったから、相互に助け合って、人海戦術でなされていた。その農作業の合間に、たばこしてみんなで食べたのが、はしま。ごんべは小さい頃、手伝いに行く母にくっついて行き、働かずにはしまにありついた。
《用例》「こばしましょい」(ちょっと休憩しましょうよ)[Thanks to 倉吉市民 Ms.akimoto]

はしらかす
《品詞》動詞
《標準語》煎(い)ってはじけさせる、ふくらませる、破裂させる
《用例》「はしらかいたそら豆」
《用例[Thanks to Mr. arara]》「あん、いま、“きみはしらかいたん”くっとるに」(あのね、今ね、とうもろこしを煎って膨らませたのを食べてるんだよ)「そらな、ポップコーンちゅーだーで」(それはね、ポップコーンっていうものなんだよ)
《記憶》大豆、そら豆、ただ米きみなどの穀類を煎ってふくらませることを、「はしらかす」と言ってたような気がする。

《メール到着》大栄町出身・川越市在住のararaさんから、メールが来ました。(2004/10/16)
araraさん、ほぉんに さあしぶりですがな
ごんべさん、さーしぶりです。araraです。

がんじょしょーんなるでしょうか?
うちゃえっと肥えて、腰がいちゃーていちゃーてかなわんです。

先月田舎に帰りまして、ctatta親分やらryoma元社長やらとあすんで来ました。
catta親分は会社を継いで「代表者」になりましてな、なんやら風格ちゃな むんが出てきたやーに思います。ryomaは相変わらず怪しいやつです。
三徳山にさーしぶりに登っただけど、ryomaは登り口でリタイアしました。
酒ばーっか呑みよるで、体力がなーなっとるですが。

ところで、きょう朝間、おかーちゃんと電話しとってこがな会話が出ました。
母「あん、いま、“きみはしらかいたん”くっとるに」
私「そらな、ポップコーンちゅーだーで」
母「だ、だがな。おまいはなんでもよーしっとるがな、きょーさめーわ」

『鳥取弁辞書』で
【《記憶》大豆、そら豆、ただ米、きみなどの穀類を煎ってふくらませることを、「はしらかす」と言ってたような気がする。】
とありますが、いまでも立派に通用しておりますです。(笑)

帰省したときに、一緒に三徳山行った若いむんが「いまそがな方言使うむんはおりゃしませんぜ」なんちいいよりましたが、なんせ田舎出てからひゃぁ30年なりますが。
言ってみら30年前の言葉ですけーな、うちらの使いよるんわ。そがかもしれんですな。田舎は変わったやーな、変わらんやーな、寂れかたです。
道ばっかりよーなって、車のないむんには住みにくいとこーになりました。

これからどがにぃなっだか、行政改革だか、地方分権だかしれませんが、年寄りが安心して住める町がありゃそれでえーです。介護保険なんちゃな変なむんや消費税10%やら年寄りいぢめてどがにーするきだらーかな、政治屋や役人は。

愚痴んなってしまいました。<(_ _)>
こらいてごしない

なら、また。

はしる
《品詞》動詞
《標準語》(薬がしみて、皮膚の傷が)ヒリヒリする、(皮膚の表面に近いところが)ヒリヒリ痛む、(歯などが)きりきり痛む
《用例》「ヨーチン塗ったとこが、はしる」(ヨーチンを塗ったところが、ヒリヒリする)。
《用例》「つんたい水飲んだら、右の奥歯が、はしる」(冷たい水を飲むと、右の奥歯に痛みが走る)。

はしれる
《品詞》動詞
《標準語》はじける、破裂する
《用例》「花火がはしれた」(花火がはじけた)。
《用例》「栗い、焼いとったらはしれて、手えヤケドした」(栗を焼いていたらはじけて、手に火傷をした)。

はたける
《品詞》動詞
《標準語》(和服の裾などを)広げる。開く
《用例》「あちゃあ、あがに着物の裾はたけて座っとんなるわ。きょうさめえなあ」(あれまあ、あんなに着物の裾を広げて座っているよ。あきれたわねえ)。

ばっちい (ひょっとして、標準語かも) [Thanks to Mr. Yuichiro Yoshida]
《品詞》形容詞
《標準語》汚い
《用例》「そんなんで泥さわったら、ばっちいが」

はっとうじ [Thanks to Mr.谷岡昌範]
《品詞》名詞
《標準語》かめむし
《ごんべの独り言》見出し語「おひめさん」は、ボツにしなければいけないなあ。

はつめいな【発明な】 (「はつめえな」とも)
《品詞》形容動詞
《標準語》(子供が)賢くて活発な、利発な
《用例》「うちの孫は、母親に似ず、はつめえな子でなあ」(うちの孫は、母親に似ず、利発な子でねえ)。

はつる
《品詞》動詞
《標準語》(非常に軽く平手などで)なぐる
《用例》「どずいたんと違うで、はつっただけだけなあ」(ぶん殴ったんと違うよ、軽くなでただけだよ)。
《蛇足》殴る強さを式に表すと、なぐる≒どずく>どやす≒しわぐ>ぶつ>たたく>はつる≒こずく≒こずむ、となるのかな。どうかな。はつるくらいでは、怪我はしません。
《参照》動詞活用表(はつる)

はなをすむ【鼻をすむ】 [Thanks to Mr. Keidou Kadowaki]
《品詞》動詞
《標準語》鼻をかむ

はねこ【撥ねこ】 [Thanks to 大栄町誌]
《品詞》名詞
《標準語》仲間外れ
《用例》「はねこにされたっちって、花ちゃんがほえとったで」(仲間外れにされたといって、花ちゃんが泣いてたよ)。

ばば [Thanks to Mr. Kazusuke Yamane]
《品詞》名詞
《標準語》大便、ウンコ、ウンチ
《用例》「ババ、踏んだがな」(ウンチを踏んでしまった)。
《用例》「・・ババを踏んだら、やじたじた」(ウンチを踏んだら、べとべとだあ)。(旧古布庄村(こうのしょうそん)に「馬場(ばば)」「矢下(やじた)」などの集落があり、その地名を織り込んだ子供たちの「はやし歌」があった(ということだ)。上記したのは、その一部だが、ごんべは違う村だから、歌ってないぞ)。
「なら、なんで知っとるだあ?」って?。ほとんど知りませんって。「なんとかかんとか、なんとかでえ、そっからそれから、こうこうでえ、なんとか越えたら、ばばが出た、ばばを踏んだら、やじたじた」の、しっぽの部分をちょろっと覚えているだけですって。

そがなんより、これが傑作!》鳥取市湖山出身の山根さんが、地名を織り込んだ歌を覚えていて、教えてごしなったです。下記の(カッコ)内は鳥取市西部の集落名です(現在「新茶屋」は、「西品治」の一部)。
しんちゃや(新茶屋)まんじゅう
こうてやすなが(安長)。
くってとくよし(徳吉)。
腹はえずえず(江津)。
ばば(馬場)はたりやま(足山)
こやま(湖山)まで。
流れたところはかろみなと(賀露港)。
《ごんべ超訳・第二版》
新茶屋饅頭を、
買ったら、安かった。
食ってみたら、おいしくって得しちゃったけど。
なんだかお腹がぐずぐず言い出した。(←ここは、珍訳の自信あり)
ウンコが出るぞ!!。
おお!、ウンコが小山ほどになったぜ。
そのウンコが流れていった処は、
かの有名な賀露港だあ、まいったかあ。


「はいみぃのインテリア館」より

《まだまだ続く》こんな見出し語なら、書くことがいっぱいあるからいいなあ。
ごんべが幼少(ガキ)の頃は、ウンコのことを「はこ」と言っていた。(今は使わないと思う)。大便所も「はこ」で通じた。
むかし、ごんべの家に遊びに来ていた女の子と、ごんべの母親との会話は、こうであった。

《会話その1》
女の子「おばちゃん、はこさしてえ」(おばちゃん、ウンコさせてね)。
ごんべ母「ああ、ええよう。てごはようせんけ、一人でせえよ」(ああいいよ。でも、手伝ってはやれないから、ウンコは一人でしなさいよ)。
《会話その2》
女の子「おばちゃん、はこ貸してえ」(おばちゃん、ウンコしたいから、大きい方のトイレ貸してね)。
ごんべ母「ああ、ええよう。でも、あとで戻いてごせよう」(ああいいよ。貸してあげるけど、後で返してね)。
女の子「(はこの完了後)おばちゃん、はこ、戻いとったけ」(おばちゃん、トイレは返しておいたからね)。

《メール到着》 いばらきの松本さんから、次のようなメールが届きました。ありがとうございます。(2003/08/14)
 始めまして。時々覗かせてもらってます。37歳の会社員です。
 高校卒まで倉吉に居りましたので、今年で大阪暮らしのほうが長くなってしまいました。お盆も帰れなかったので、朝からお邪魔して心を慰めています。
 さて、だいぶと読み進めて「は」まで来ました。「はこ」! 懐かしいですね。それで思い出したんですが、うんちを(パンツに)もらすのを「はさみばこ」って言いませんでした?
 この件、高校の時に連れの間で論争になり、確か7人中2人(私を含まず)が「いういう!」って言ってたと思います。その時に古語辞典で調べて「はこ」は大便の古語と書いてあり、これは納得。ところが「はさみばこ」は、手紙などを保管する箱の記述とともに、棒の先に箱の付いた例のアレを持つ飛脚のイラストが有り、がっかりしたこと、憶えています。如何でしょう?

 あと、父がよく言ってたのんで、
 「××(近所のいたずらっ子)はしょうがからいけど、はかいきなやつだ」
 「はかいきな」は、大胆とか豪快とか、そういう意味だと解釈してましたが。知りませんか?
 母には、「あーんたはほんにぶきっちょな、まんごの手だなあ」なんていわれていましたっけ。

《メール到着》 「もっと詳しく教えて!」というごんべの図々しいメールに応えて第二便到着。(2003/08/30)

 はさみばこの件、お返事いただいて、何か他に思い出すことは無いかいなと考えてみましたが何せもう18年も前のこと、「はこ」の載っていた古語辞典はどこのか忘れましたが、学校で全員一括購入した物。
 「はこ」の用例が「はこたれて御座候」だったこと。以後仲間うちでよく使ったこと。
 はさみばこを持つ飛脚のイラストが、運送屋さんのと違ってやたらリアルだったこと。(あの走法がいま旬のナンバ走りなんでしょうね。)
そんなショウモないことしか思い出せません。

 父母の使っていた「はかいきな」「まんごの手」。特に母は造語の名人でもありましたので、オリジナルかも。あんまり自信ないです。お彼岸に帰ったときに、も一度聞いてみょうと思っとります。
 父(62歳、加勢蛇川鮎漁師)や母(58歳、あけびのツルの編み篭名人)の造語が項目なんてものに挙げられてしまったら顔から火が出ますので、確認させてください。

お彼岸の後に届く第三便が楽しみだなあ(ごんべ007)

《メール到着》 いばらきの松本さんから、第三便が到着しました。「はかいきな」と「まんごのて」は、やっぱり、新たに項目を立てたほうがいいかなあ。(2003/10/26)
 ご無沙汰しちゃって、すんませんでした。まつもとです。
 彼岸にはちゃあんとかえっとったですけど、買い換えたパソコンの世話に手間取ってようメールせんかったですわい。

1.「はこ」調べのその後
 「はさみばこ」はともかく、「はこ」は健在のようです。
 はさみばこで盛り上がったあのときの高校の連れのうち、二人と飲みに行きました。
 「今でもはこなんて使うかえ?」との問いに、大栄町の連れが親戚のおっつぁんの以下のお言葉を教えてくれました。
 「ぼけ封じに、お参りに行ってきた。はこたれになりゃ困るけぇ」(ボケ封じにお参りに行って来た。ウンチのたれ流しになったら困るからね)  深いお言葉と共に「はこ」生存確認。

2.「はかいきな」を父に聞いたら
 「そがにいは言うけど、どういう意味ってなぁ・・・」(そういう風には言うけれど、どういう意味なのかなあ)と困り顔。
 代わって母が、「(例えば農作業なんかしとって、)ああんた、もう済んじゃっただかえ! はかいきななぁ。って使う。早いとか、段取りがええとか、要領がええとか、そぉんな感じっ!」だそうです。ちょっと難しい。

3.「まんごの手」を母に聞いたら
 寒い季節に手がかじかんで、うまく動かない状態を、そういうそうです。転じて上手に指が動かせない、不器用な人、いや人じゃなくってその手自体を言うようです。
 母が小さいころ、雪の日外から帰ったしもやけの母の手を、母のおばあちゃんが「なんとかかんとかまんごの手〜・・・・」とか歌いながら、お湯につけてくれたそうです。歌は母はしっかり覚えていますが、僕は良く聞き取れませんでした。

 この(平成15年の)夏、鳥取でもとても寒くていろいろおかしなことがあったようですね。
 帰省にあわせて、父は孫である私の娘たちに鮎を食べさせようと加勢蛇川(かせいちがわ)に行ってくれました。
 鮎はたくさん取れましたが、日照不足でエサの苔が少ないせいか、大きく育ってはいるものの腹がやせて白子や卵の入りが悪かったです。
 大阪ではなかなか感じ取れない故郷の季節の移り変わり・・・ごんべさんのサイトを訪れて懐かしい言葉に触れ、想いを馳せることでいろいろ大切なこと忘れずにいようと思います。


第四便も待っとりますけぇなっ。
第四便が届きました。「じやじや」の項を参照ください。(ごんべ007)

ばばらささら [Thanks to Mr.谷岡昌範]
《品詞》名詞
《標準語》無茶苦茶散らかっている状態
《用例》「あの家はなんだい。まわり中ばばらささらだがな」(家の回り中、むちゃくちゃだよ)。
《参照》ばんばらぢらけ

ばふんし【馬糞紙】
《品詞》名詞
《標準語》ボール紙
《用例》「明日は工作の時間がある馬糞紙を一枚わて持って来るやあに」(明日は工作の時間があるから、ボール紙を一枚ずつ持って来るように)。

はや
《品詞》副詞
《標準語》早く
《用例》「はや、せえや」(早くしろよ)。
《用例》「はやはや!。 みんな集まっとんなるで」(早く、早く。皆さん集まっていらっしゃいますよ)

《「はや」はごんべの母親の口ぐせ。どこの母親でも似たようなものだけど》
《用例》「はや、来なれ」(早く来なさい)。
《用例》「はや、行きなれ」(早く行きなさい)。
《用例》「はや、行っちゃいなれ」(早く行ってしまいなさい)。
《用例》「はや、寝なれ」(早く寝なさい)。
《用例》「はや、寝ちゃいなれ」(早く寝てしまいなさい)。
《用例》「はや、起きなれ」(早く起きなさい)。
《用例》「はや、宿題しちゃいなれ」(早く宿題をしてしまいなさい)。
《注記》因幡地方では「はよ」が優勢。

ばらきおとす【ばらき落とす】
《品詞》動詞
《標準語》叩き落とす
《用例》「栗を竹竿で、ばらき落といた」(栗を竹竿で叩き落とした)。

ばらく
《品詞》動詞
《標準語》(棒などで)たたき散らす。
《用例》「なぎゃあ竿で、ばらいて落とさいや」(長い竿で、たたき落とそうよ)。
《参照》ばらきおとす

はらんなる【腹んなる】 〔因幡方言〕(「腹になる」とも) [Thanks to Mr. 森本 拓]
《品詞》動詞?
《標準語》食べ物のボリュームがある、食いでがある
《用例》「べるしい(鳥取駅前の映画館・東映パラスのビルにある洋食屋。ジャンボオムライスが有名)のオムライスは、腹んなるわいや」「ほんにえ?」(べるしいのオムライスはボリュームがあって、食べでがあるよ)(本当?)
《森本さんの補足》東京では使わないそうです。

ばんげ
《品詞》名詞
《標準語》夕方、晩
《補遺》夕方に近い頃を「たかばんげ」と言います。
《参照》あさま

はんど [Thanks to 大栄町誌]
《品詞》名詞
《標準語》水がめ

ばんなりまして(なあ)【晩なりまして(なあ)】
《標準語》こんばんわ
《用例》「ばんなりまして」「ばんなりましてなあ。花ちゃんは、東京から、戻んなったかえ」(こんばんわ)(こんばんわ。花ちゃんは東京から帰られましたか?)。

ばんばらぢらけ [Thanks to 青谷町出身の浜本さん]
《品詞》名詞
《標準語》むちゃくちゃに散らかっている状態。
《用例》「この部屋は、ばんばらぢらけだがな」(この部屋は無茶苦茶に散らかってるじゃないか)。
《参照》ばばらささら

ばんもと【晩もと】 [Thanks to Mr. Keidou Kadowaki]
《品詞》名詞
《標準語》夕方、夕暮れ時
《用例》「晩もとの忙しいやな頃に来て、なかなかいんならん」


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