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ほいた
(ほいと【祝人】の変化。(2)の意味では、「めぼいた」とも言う。)
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《品詞》名詞
《標準語》(1)こじき。(2)ものもらい、めばちこ、麦粒腫
《参照》→「めぼいた」。
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ぼいだす
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《品詞》動詞(動詞「ぼう」の連用形「ぼい」+動詞「出す」)。
《標準語》追い出す。
《用例》「はいが入ってきとるがな、はや、ぼいだせ いや」(蝿が入って来ているじゃないか。早く追い出しなさい)。
《用例》「○○ちゃん、家、ぼいだされなったさあななあ」(○○ちゃんは、家を追い出されなさったそうですね)。
《蛇足》NHKの朝の連続テレビ小説「あぐり」で、97/06/12、あぐりの舅の健太郎が、姑の光代に対して使っていましたね。鳥取弁には岡山弁と同じのが、結構あります。
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ぼいまわす【ぼい回す】
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《品詞》動詞
《標準語》追い回す
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ぼいやこ
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《品詞》名詞
《子供の遊び》鬼ごっこ
《用例》「ぼいやこして、あそばい」(おにごっこをして、遊ぼう)。
《分解》「ぼう」(追いかける)の連用形「ぼい」+「やこ」(相互に・・し合うこと)。
《参照》
ぼう、・・やこ、てつなぎぼいやこ
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ぼう
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《品詞》動詞
《標準語》追う、追いかける
《発音》終止形は「ぼー」ではなく、「ぼ」と「う」をきちんと発音する。
《用例》「あの猫を、ぼうてごしなれ」(あの猫を、追っかけてください)。
《参照》
ぼいやこ、動詞活用表(ぼう)
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ほうける
〔因幡方言〕
[Thanks to Mr. Kazusuke Yamane]
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《品詞》動詞
《標準語》ぼける
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ほえる【吠える】
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《品詞》動詞
《標準語》(子供や赤ん坊が)大声で泣く
《用例》「あすこでほえとんのは、どこの子だあ」(あそこで大声で泣いているのは、どこの子ですか)。
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ほおたかばち
[Thanks to 東郷町誌]
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《品詞》名詞
《標準語》頬を殴ること
《用例》「あいつに、ほうたかばちかましたったわい」(あいつの頬を、ぶん殴ってやったぜ)。
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ほおだま【頬玉】
[Thanks to Mr. Kazusuke Yamane]
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《品詞》名詞
《標準語》ほほ【頬】、ほっぺた
《用例》「さぶい け、花ちゃんのほおだま、真っ赤だなあ」(寒いから、花ちゃんのほっぺたは、真っ赤だね)。
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ほけ
[Thanks to Mr.谷岡昌範]
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《品詞》名詞
《標準語》湯気
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ぽこぺん
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《品詞》名詞
《子供の遊び》鬼が1から10まで数えている間に、他の者が数歩ずつ動いて鬼に近づいてゆく、という遊び。「初めの第一歩」「だるまさんが転んだ」という遊びかな。
この遊びの途中で、一人が後ろ向きに立ち、他の全員の「ぽーこぺん!」というかけ声とともに、その中の一人が、後ろ向きになった子の背中を指で突き、突いたのは誰かを当てさせる儀式があった。あれはどういう意味を持っていたのか、忘れてしまった。
《わっ!》どうやら記憶違いで、「ぽこぺん」という遊びと「だるまさんが転んだ」という遊びは、別の遊びのようです。「大学生からの伝言−私はこうして遊んだ−」(大橋和華編・・資料編参照)に詳しく載っています。この項は改訂しなければ・・と言いつつ放ってある。
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ほぜくりだす【ほぜくり出す】
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《品詞》動詞
《標準語》埋まっていたものを(慎重に、丹念に)掘り出す
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ほぜる
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《品詞》動詞
《標準語》掘る、ほじくる、掘り起こす
《用例》「ここ、ほぜってみい、ええもんが出てくるわ」(ここを掘ってみろ、いい物が出てくるよ)。
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ほたえる
[Thanks to 東伯町誌]
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《品詞》動詞
《標準語》喜びにうちふるえる。喜び騒ぐ。浮かれ喜ぶ
《用例》「ほたえるがな。おまいが酒ついでごいたけえ・・」(非常に僕、うれしいなあ。君がお酒を注いでくれたから)。
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ぼちゃぼちゃ
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《品詞》(幼児語)名詞
《標準語》風呂
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ぼっか
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《品詞》名詞
《標準語
》(淡水魚)どんこ【鈍甲】。はぜの一種。頭は偏平で体色は環境により黄褐色から黒褐色。本州中部以南の湖沼や河川に分布。食用となる。(大辞林より)
《記憶》貪欲で、馬鹿な魚。どんな餌にもくっついて来た。ぼっか以外によく釣れたのは、どろばえなど。
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ぼっかける
(「ぼいかける」の変化)
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《品詞》動詞
《標準語》追いかける。追い掛け回す
《用例》「なんであがな男ぼっかけっだ?」(どうしてあんな男を追い回すんだ)。
《参照》
ぼう
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ぼっこ
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《品詞》名詞・形容動詞
《標準語》乱暴
《用例》「今度の歯医者さんは、ぼっこだけ、きょうてえ」(今度の歯医者さんは、乱暴だから恐い)。
《用例》「ぼっこな運転だなあ」(乱暴な運転だなあ)。
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ほれみい
[Thanks to Mr.谷岡昌範]
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《品詞》連語。「ほれ」+「見い」
《標準語》それ見ろ
《用例》「ほれみい、だけえ止めとけ言っただらあがな」(それ見ろ、だから止めとけって言っただろう)。
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ほんこ
〔因幡方言?〕
[Thanks to 鳥取大学付属中学ホームページ
]
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《品詞》名詞
《標準語》良い子、可愛い子
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ほんこほんこする
[Thanks to Mr. Kazusuke Yamane]
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《品詞》動詞
《標準語》(こどもをだきしめて)かわいがる。だきしめる。
《用例》「ほんこほんこしたるけえ、こっちにこいや」(だいてかわいがってやるから、こちらにこいよ)。
《情報提供者のYamaneさんの独白》「ほんこほんこする」のは、子供だけでなく、女性に対しても通じるのでしょうか? Native Speaker に聞いてみないといけません。
《西郷谷の男さん(八頭郡河原町)の記憶》ほんこほんこするは私の記憶では「かわいがって(頭を)撫ぜ撫ぜする」という意味で使われていたと思います。また、ほんこほんこしてあげるときに相手に対する気持ちの中に性的な衝動はないので、女性に対して愛撫するときにはほんこほんこは使えないでしょう。
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ほんに
[Thanks to Mr. 森本 拓]
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《品詞》副詞
《標準語》本当に。(相づち風に)本当にそうですね、そうそう。「ほんにえ?」で、本当ですか?
《用例》「ほんに、きょうさめえわい」(ほんとうに、驚いちゃいますよ)。
《用例》「伊豆は、地震だっていや」「ほんにえ」
《用例》「花ちゃんが嫁さん行くって、ほんにかあ?」(花ちゃんが結婚するって、本当ですか?)。
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ほんのこったらあか
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《標準語》本当のことだろうか
《用例》「花ちゃんが嫁さん行くって、ほんのこったらあか?」(花ちゃんが結婚するって、本当のことだろうか)。
《用例》「ほんだらあか」など、類似バージョンがある。
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ぼんぼつ
[Thanks to 東郷町誌]
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《品詞》名詞
《標準語》つぼみ【蕾】
《用例》「西洋椿のぼんぼつで、だるまさん作らい!」(西洋椿のつぼみで、だるまさんを作ろうよ)。
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