《品詞》形容詞
《標準語》寒い
《用例》「つくばはさぶーて、風邪をひいちゃいました」(つくばは寒くて、風邪をひいてしまいました)。
《用例》「さぶからあに、なんで冬、山にのぼっだあ」(寒いだろうに、どうして冬に山に登るのですか)。
《用例−推量》「北海道は、さぶからーなあ」(北海道は、寒いだろうなあ)。
《用例−様態》「あのこ、さぶ げななあ」(あのこ、寒そうだね)。
《補遺》鳥取弁では、「む」を「ぶ」に置き換える傾向があるようです。「煙たい」→「けぶたい」、「眠たい」→「ねぶたい」、「狭い」→「せばい」
《判明
》上記の「む」→「ぶ」変化説は間違いでした。「ぶ」の方が先祖で、「む」の方が新参者。
さぶいぼ
(「さぶこ」「さぶさぶ」とも)
[Thanks to Mr. Kazusuke Yamane]
《品詞》名詞
《標準語》鳥肌
《補遺》〔東伯耆方言〕では、さぶさぶの方が優勢かも知れません。
さめちゃ【冷め茶】
[Thanks to みわこさん&あいこさん]
《品詞》名詞
《標準語》冷めたお茶(主に番茶)
《用例》「なぁ、なんかのどが乾いたわ。さめちゃかなんか、なんぞないかえ?」「ビールなら、あっぜ」(ねえ、何かのどが渇いたわ。冷めた番茶かなんか、ない?)(ビールならあるよ)。
さらかう
〔因幡八頭方言〕
[Thanks to Mr.西郷谷の男(八頭郡河原町)]
《品詞》動詞
《標準語》いじめる
《西郷谷の男さんの思い出》幼少の頃、妹をよく泣かしていた私は、祖父に見つかる度に「さらかっちゃあいけん」(いじめてはいけない)と叱られたものです。
さんだんする【算段する】
《品詞》動詞。
《標準語》探して用意する。探し回って準備する。
《用例》「ま、そら、区長さんに算段してむらわい」(まあそれは、区長さんに探してもらいましょう)。