|
生まれ育ちも東京で、現在は横浜に家族を置いて、昨年7月から鳥取市に単身赴任をしており、そんな中で貴殿のHPをみつけて、楽しく拝読すると共に、鳥取弁を勉強しております。
「鳥取の合弁会社に出向」と辞令をもらった時、「鳥取とはどんな所なのか?」、「どんな人たちがどんな言葉を話しているのだろうか?」といろいろ想像しました。東京から見ると鳥取は関西の少し西の方なので、関西弁系の言葉かなと勝手に想像をしていました。
ところが着任してみたら全く違うではありませんか! それも着任当日に鳥取の人と米子の人にそれぞれ会ってみたら、鳥取弁と米子弁も全く異なる方言で、気質もまるで異なるとわかり、二重の驚きでした。
私は最初に書いたとおり、生まれ育ちは東京ですが、両親は大分県北部の出身で、子供の時から家の中では東京弁と共に大分弁も使われていました。鳥取弁は大分弁とよく似ていて、驚きと共に懐かしい感じがしました。特に「〜け」「〜けえ」の「け」を「ち」に置き換えれば大分弁とほとんど変わらなくなるような気がします。他にも相違点はいくつかありますが、言葉の響きは大変よく似ています。
ところで、着任早々の時に社内で会議がありました。鳥取県全域と島根県東部から集まった人たちから会社の状況について説明を受けたのですが、当方からの質問に対し、「ですです」と言う答えが返ってきました。最初は何だろう思いましたが、すぐに「左様でございます」「そのとおりでございます」の意味だとわかりました。使われた状況から見ると公式の場所での丁寧な言い方ではないかと思われます。
「ですです」をよく使うのは大栄町出身の60歳くらいと、鳥取市出身の50歳くらいのどちらも男性の大学出のホワイトカラーで、鳥取県内全域で永く勤められた方です。他にも「ですです」を使われる方はいますが、すべて鳥取県東部又は中部地区出身の高学歴の人です。鳥取出身の方は強調する時には「ですですです」と3回続けていました。軽く言う時は「です」だけも有るようです。また、「そのとおりですが、〜です」と言う時に「ですですけえ、〜ですがぁ」というのも聞きました。ちなみに、1回だけですが否定する時に「ませんません」と言うのも聞きました。
駄文で申し訳ありませんが、突然鳥取にやって来て、鳥取が好きになったにわか鳥取人のたわ言とご笑覧願えればと思い投稿させて頂きました。