・・え
《品詞》終助詞(主に女性が使い、親しい間柄にある相手に対して、気楽な気持ちで質問をするときの文末につける。男性が使う場合は丁寧語になる)
《標準語》・・なの、・・かい
《用例》「あの緑の服着た子は、誰だあ」「花ちゃんのいとこだっちっとったさあな」(あの緑色の服を着た子は誰なの?)(花ちゃんの従姉妹だって言っていたそうだよ)。
《用例》「お客さんは、まんだ、来ならんか」「もうじき、来なる思うで」(お客様は、まだ来られませんか?)(もうすぐ来られると思うよ)。
《参照》・・いや
※右の絵は「ちびりんごさん」の作品です。

ええ
《品詞》形容詞
《標準語》いい、よい、けっこう、かまわない
《用例》「これこれ、頼まれてごせいや」「ええぜ」(ちょっとこれを頼んでいいかなあ)(いいよ)。
《用例》「ええええ」(けっこう、けっこう)。
《用例》「そがなこと言わんでも、ええがな」(そんなことを言わなくても、いいじゃないか)。
《用例》「バイオリズム、信じてもええだら」(バイオリズムを信じてもいいでしょ)。
《用例》「ええかげんに、しとかーじぇ」(いい加減にしておこうよ)。
《用例》「どがすらー、ええだらあか」(どうすればいいんだろう)。

ええしこに [Thanks to Mr.谷岡昌範]
《品詞》副詞?。(「ええ」+「しこ」+「に」)
《標準語》いい具合に
《用例》「トラクターはええしこに直いてもらったけなあ」(トラクターはいい具合に、修理してもらいました)。

ええとしからげて【ええ年からげて】
《品詞》連語。形容詞「ええ」+名詞「年」+動詞「からげ」+接続助詞「て」
《標準語》いい年をして
《用例》「ええ年からげて、何だらずこいとっだ」(いい年をして、何を馬鹿なことをいっているんだ)。

ええにょうば
《標準語》美人
《用例》「隣りの嫁さん、ええにょうばだなあ」「・・・」(隣りの嫁さんは、美人だなあ)(ええ、ええ、どうせ私は・・・)。
《補足》男の場合は「ええおとこ」。
《参照》ええにょうば

えーる (「いれる【入れる】の変化) [Thanks to 東伯町誌]
《品詞》動詞
《標準語》入れる
《用例》「これー、そこの箱にえーてごせ」(これをそこの箱の中に入れてくれ)。

えげつない
《品詞》形容詞
《標準語》(仕打ちがむごい・ひどいので、その仕打ちをされている人が)可哀相だ、同情を禁じ得ない。
《用例》「えげつないなあ」(可哀相だなあ)。

えすけん
《品詞》名詞
《子供の遊び》2チームに別れて戦う一種の陣とりゲーム。地面に描く形が、元々Sの字だったため、Sケンといいます。遊ぶ人数によって、地面の図形の大きさを自由に決めることができます。校庭でよく遊びました。ルールは、「大学生からの伝言−私はこうして遊んだ−」(大橋和華編・・資料編参照)に詳しく書いてあります。
《図解図解ができました。18KBのgifファイルです。ごんべが昔遊んだ形です。

えっと
《品詞》副詞
《標準語》たくさん
《用例》「えっとごしなれ」(たくさん、ください)。
《用例》「土産は、えっとが、ええ」(お土産は、たくさんが、いいよ)。
《用例》「えっとあるなあ」(たくさんあるね)。
《用例》「そがにえっとは、にゃあわいや」(そんなにたくさんはないよ)。
《補遺》因幡八頭郡では「やっと、じょーに」、因幡気高郡では「えっと」、西伯郡では「えっと、がいに、じゃんこと」などを使うとのこと。
《参照》がいにちいと

えらい、えら
《品詞》形容詞
《標準語》疲れる。疲労困ぱいしている。大変である。つらい。苦しい。
《大阪弁》しんどい
《用例》「ああ、えら!」(ああ、疲れた)。
《用例》「うちえらいいぬる」(私、疲れたので、帰ります)。
《用例》「えらいけ、たばこしょい」(疲れたから、ひとやすみしましょう)。
《用例》「えらないかえ?」(疲れていないですか)。
《用例》「えらかっただらあ?」(疲れたでしょう)。

えんたこく
《品詞》動詞
《標準語》(だらしなく)座り込む、うずくまる
《用例》「ようたんぼが、道の真ん中にえんたこいちゃっとるけえ、通れん」(酔っぱらいが、道の真ん中に座り込んでるから、通れない)
《補遺》「えんたこく」は、きちん足をそろえて座る場合には使わない。だらしなく座る場合に使う。
《参照》・・こく動詞活用表(こく)


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