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ピックアップ鳥取弁(57) 2005/09/17(Sat)
鳥取県八頭郡出身のロンさんから、八頭方言語彙のメールを頂きました。
本来ならば、辞書の中にきちんと編集すべきなのですけど、怠惰グ〜タラごんべは、
頂いたメールをそっくりそのまま掲載してしまうのでありました。きょうさめえがやあ。
メールを頂いたのが7月30日(土)なのに、ここにアップしたのは9月17日です。
大変遅くなりました。平身低頭。m(..)m

Subject: 晩なりましてござんす。m(..)m
Date: Sat, 30 Jul 2005 02:50:56 +0900

gonbe007様
初めまして...。うらぁ、「ロン」ちゅうもんだ。
鳥取弁...。ごっつい面白いがなぁ。
うらも、鳥取の八頭郡出身だでぇ。
 
言葉をちったぁ知っとっだ。
教えてやらぁかぇ?
 
「いだきぃ」=(水(のような物)が降り掛かる)
例:何すっだいやぁ、いだきぃがなぁ。(何すんの。水が掛かったじゃないか。)
 
よだきぃ=既に掲載されている意味の外に、「子供が、まとわり付いてくる様子」を表すと思います。
例:服の裾を持ってあれを買ってくれとせがむ子供に「あ〜、よだき!」
 気が悪いの意味も若干含んでいると思います。
 
だらずは馬鹿ですが、単純ではありません。
順位が、だらず、大だらず、くそだらずと程度がひどくなります。
 「このくそだらず」は最上位形です。ケンカのラストカード。
 
「ののさん」=仏さんの幼児語。
関連語で「とと」=魚。(まぁ標準語かも?)
 
「夜っぺてぇ」=夜っ引いて。
 
「あっじゃいやぁ」=あらまぁ、とんでも無いことを。相手を冷やかす意味が含まれる。
 
「さが」=坂。「さがい」はこれの形容詞化したものかも。
 
「もんや」=共同。(これをもんやで使ってぇな)
 
「まぶかす」「まぶらかす」=見せびらかす。
 
「まめ」=元気。「まめんな」は私の地方では、「まめなかえ?」元気ですか?)
 
「しょう」=性分、性格、気質。「この児は、なんちゅうしょうがえぇだぁ。」
しょうから」は、私の理解は塩じゃなく、性分が辛い。→いたずらっ子の意味だと思います。
しおからとんぼも非常にすばしこいトンボで、その意味だと理解しております。(字は塩辛と書くようですが...)
 
「荒ける」=出し散らかす。「荒けんないや!」(出し散らかすんじゃない!)
    子牛、子豚が暴れ回るの意味も。
 
「こすい」=「こぶい」ってのが同意ですね。
 
すたこい=すばしこい。
 
家(げ)=「こんじげのもんだらぁかなぁ?」(この土地の者だろうか?)
       子供が使う。「よっちんげだ」(よっちゃんの家です。特定の誰の家かを知ってる。)
 
家(ね)=「こんねだ」(この家ですよ。)(名前は問わない。)
       「あんねだ」(あの家ですよ。)
       子供は使わないと思います。
 
「げんじ」=めんこの事をこう呼んでました。「げんじぃせんだかぁ」(めんこをしないか)
 
「くだく」=札を小銭に換金する。「1万円くだけるだかぁ?」


 とりあえず…。

   
ピックアップ鳥取弁(56) 2001/08/30(Thu)
ピックアップ鳥取弁(55)で書きましたが、ハワイ笑歌村塾の大傑作CD「こばしま」です。
鳥取県東伯耆方言をマスターするには、もってこいの教材です。
作詞作曲者の石川達之さん(たっつぁん)のご好意によりまして、
その中の「疑問〜贈答編、買物編〜」「中部青年団上京編」「疑問〜自動車教習所編」
の歌詞を転載させていただくことになりました。
まず最初に「疑問〜贈答編、買物編〜」です。なお、標準語訳はこちらです。


「疑問」石川達之作詞・作曲

《贈答編》

子供の頃から 不思議に思ってたことがある
どうして農家のおばさんは 人に物をあげるとき
怒りながら渡すんだろう

あんた これあげる えぇ〜け あげる!

それをもらうおばさんも どうしてあんなにしつこく ことわるんだろう

いけんいけん いっつもうちが もらうばっかりだらぁあ
こがなことしなっと いけんけ うち よう かえししぇんじぇ

なぁにいっとんなっだいな うちこそもらうばっかりだらぁあ
よういわんけぇ ほぉんに

えんえんとやりとりしながら、けっきょくはもらう おばさん

やぁれ どがすっだらぁかい もらうだらぁかいなぁ ほぉんに

どうしてだろう ぎもん ふしぎなことばかり ぎもん

《買物編》

どうして鳥取県中部地方のおばさんは
スーパーで知り合いに会うと
きまってウソを言うんだろう

なに ごっつぉしなっだえ

なにがいな うちゃ貧乏だけ 何も買えらぁへんぃな

あ〜んた今日は 造り安いらしいじぇ

やれ きょうとや
うちゃあんたげみたいなぶげんしゃでないけ
そがな高いもん食わ 口が腫れてしまう

買物はいつもゆっくりなのに
レジの順番待ちのとき
休止のレジから「こちらへどうぞ」といわれると
目にもとまらぬ早業で移動するおばさん

ちょっとあんた 袋もっと出しないな おおきな袋ぉ
2枚やそこらじゃ 足らへんじぇ
箸も5本ほど入れといてよ さっささっさ入れっだがな
あやかりけながいなぁ ほんにぃ
いまんごろの店員 気がきかんけぇ
そこのご意見箱に あんたの名前書いて入れるじぇ おまいがた
ほんに なまけじゃあらせんじぇ

レジでお金を払うとき 大きながま口を広げ
順番を待つ人を尻目に 一円玉をゆっくりと並べるおばさん

かっさま なんだえ その目は
おら なんぞ 悪いこと しとるかえ?

どうしてだろう ぎもん ふしぎなことばかり ぎもん


ピックアップ鳥取弁(55) 2001/07/11(Wed)
きょうはなあ、「こばしま」っちゅうCDをきゃあ、注文したですがな。
こいがまあ、おもっせぇさあなぁで。1270円で笑えら、安いむんだぞい。
あんた、まんだ、買あとんならんだかえ。
買あてみなれ、買あてみなれ。こがなCDめったに聞けんぜ。
CD、いつ送って来っだらあか。はや送ってごしならんかなぁ。

それがのいや、まあぢき、オリコンに出るさあなで、このCD。
くらいしのおばさんも、きょうさめがっとんなった。

 
ピックアップ鳥取弁(54) 2001/06/07(Thu)
うちはな、東京に来て長いけ、東伯語もわせちゃってな、きゃ
いっかな話せんけど、ここに来てちーとわて、ちーとわて思い
だしょだに。なにとぞよろしゅーにたのんますです。

私はね、東京に出てきて長いので、鳥取県東伯耆方言も忘れてしまっ
て、本当に全然話せないのですが、この掲示板に来て、少しずつ少し
ずつ思い出しているのですよ。

 
ピックアップ鳥取弁(53) 2001/05/11(Fri)
なげちゃわずに取っときなる方がええでないですか?
忘れとるうちに芽がでるかもしれんですけぇ!

捨てずに保存しておかれるほうがよいのではないでしょうか?
忘れているうちに芽が出るかも知れませんから!


油撒いて、火ぃつけるだなんて、よおさーなこと思いついただでぇ。
よだきい奴だじぇ。もさくさなことすっだいなあ。
ニンゲでない、そがなモンは。

ガソリンを撒いて火をつけるだなんて、よくもそんなことを思いついたものです。
人間性のカケラもない最低の奴です。めちゃくちゃなことをするものですね。
人間ではありません、そんな者は。

某著名掲示板より勝手に引用編集……○駝さん、梨○さん、た○つ○んさん、ごめんなさい×2
謝って済みゃぁ、警察はいらん。

 
ピックアップ鳥取弁(52) 2001/05/07(Mon)
きょうとがる

「そがに、きょうとがらんでも、ええがないや。とってくわせんけぇ」

(そんなに恐がらなくてもいいじゃないか。取って食いはしないから

 
ピックアップ鳥取弁(51) 2000年10月07日 土曜日

「鳥取県西部・島根県東部地震」

平成12年(2000年)10月6日 金曜日、午後1時半頃、鳥取県西部を震源とする推定マグニチュード7.3の地震がありました。被害に遭われた鳥取県・島根県の皆さん、遠く奈良盆地の片隅からお見舞いを申し上げます。m(..)m


いけん、どがしょうやもにゃあ。いっかな電話かからん。電電公社なにしとっだぁ。(ごんべの世代は、NTTは今でも電電公社)
もいっぺん、かけてみりゃええがな。
いけん、ニョウバが出てきて、おまいが今かけとるとこぉは混んどるけ、繋いだらん、後でかけぇちゅーとる。
テープだらぁがな、それ。
あ、もしもし、や〜れやれ、やや〜っとまあ繋がったがな。もしもし、どがなぁえ? どがしとんなるえ? 家、つぶれとらせんかぁえ? みんな生きとんなるかえ? あやまちしとんなる人おんならせんかぁえ? ああそがかあ、そがかあ、そらきょうてぇなあ、きょうさめぇなあ。ああそがかあ、そがかあ、そらまあよかったわい。びっくりしけなあ、大阪でもきゃあ、がいにゆれたぁぜ、ほ〜んに。だがきゃあ、ま、すぐゆれんやになったけぇ、すぐにきゃあ、ラジオかけてみただがな、そしたらきゃあ、鳥取だっちゅうがな。ほ〜んにびっくりしたぁぜ。だ、だ、だ〜ぜ。でもまあ梨のときでなあて、まあよかったわいなあ。あ、そがかあ、まんだ獲っとんならなんだ梨もあっただかいな。そら、いけんかったなぁ、み〜んな落っちゃっただらあ。だ、だ、だ〜ぜ。な〜んで鳥取みちゃあなとこに地震みちゃあなむん起こすだらぁかいなぁ、起こさでもええがな、なあ。 な〜んでまあ、東京で地震起こさんだらぁかい。国会議事堂の真下で起こさええがな、なぁ。あ、いけんわい、電話代かかるけ、切るけなぁ。ああ、そがだがな。この電話、そっちから掛かって来ただったなあ。もうちいと、しゃべらぁかい。ま、なんだがな、今度地震来たら、すぐ逃げっだぜ、ええな?

 
---ピックアップ鳥取弁(50)---

使ってみよう「鳥取弁日常会話」

 

 
ピックアップ鳥取弁(49) 98/10/24(Sat)

まきまきさん(因幡出身・武蔵の国在住)身内の会話

──「ごんべ007掲示板」(98/10/15)より──

このページを弟に「こんなんがあるけ、一回のぞいてみんさいな」と紹介したところ、「地方や、年代、男女で、ちっと違うけどなぁ」といいつつ、友人連中にも大好評だったようです。
試しに因幡方言による、身内の会話を書いてみました。「え」と「ぇ」、「あ」と「ぁ」の微妙な使い分けで、雰囲気を味わってください。

私:「なんだぁあ、まだ寝とるだかぁ。なかなか(電話に)出んけ、おらんかと思った」
弟:「昨日、飲んどっただっちゃ」
私:「まぁた、ようけ飲んで、遊びょーっただろうが」
弟:「しとりゃぁーせんっちゃ」
私:「はよ、起きんさいな。何時だと思っとるだいな」
弟:「まだ、眠いだがな。寝さしてくれえや。おまえだって、いっつも遅うまで、寝とろうがな」
私:「いっしょくたに、しんさんないな。 あんなぁ、用があるだけど、(鳥取に)帰らんだか」
弟:「えー、いつぅいな」
私:「連休ぐらいでええけ」
弟:「一人で帰れえや」
私:「今度、帰るって言よーったがな。ええがぁ、カニ食べさしてもらおぅいな」
弟:「カニかぁ、ええなぁ。ことしぃ、カキ(青谷あたりで採れる夏ガキのこと)食べとらんけなぁ」
私:「うそぉいいんさい。うちには来たで。送ってもらわなんだだか?」
弟:「えぇ? 梨は来たけど、カキは来とらんで」

 
---ピックアップ鳥取弁(48)---

「倉吉のおばさん」

(鳥取・東伯耆弁)(標準弁)

 
ピックアップ鳥取弁(47) 98/02/20(Fri)
「うちねのへんなむん」
(我が家にある変わった品物)

araraさんのホームページは、鳥取県東伯耆方言が標準語になっとっだ。
「うちねのへんなむん」は、その中の1ページだが。
araraさんは、
「うちねにある、ちょっとかわったむんをしょうかいしてみようとおもっとるけど。
べつにかわったむんでにゃーかもしれんけどな」
っちって、いっとんなる。ま、いっぺん、いってみてごしなれな。
araraさんは、東伯郡大栄町由良宿の出。埼玉川越在住。
araraさんの上記ホームページは、閉鎖されているようです。

 
ピックアップ鳥取弁(46) 98/01/31(Sat)
東伯町の西隣、東伯郡赤碕町出身・広島在住の中西さんから、
 「否定、未来、意志、勧誘の表現」に関連する情報をいただきました。
ここにあります。中西さんありがとうございました。

 
ピックアップ鳥取弁(45) 97/12/07(Sun)
「いま、たばこさしてもらっとりますけぇ
ちいと、まっとってごしならんかえ。  
アクセスが、きゃあ、ななっちゃったけ、
やるきもきゃあ、ななっちゃっただがな」

 
ピックアップ鳥取弁(44) 97/11/07(Fri)
なんだいな

「なんだいな、用があるなら、はや言いなれな」

 
ピックアップ鳥取弁(43) 97/10/22(Wed)

《会話用例その13》少年の報告

「今日ないな、学校に行ったらな、先生がな、きれーに手洗ってこいだっていや。そっで、おら冷(つ)んたかったけど、洗ってきただぞ」

倉吉市誌より引用 m(..)m

 
ピックアップ鳥取弁(42) 97/10/15(Wed)

《会話用例その12》トイレの外と内の会話

外「はや、出えいや。出ちゃうがな」
内「まんだ出んけ、まんだ出ん」

(早くトイレから出ろよ。ウンチが出てしまうじゃないか)
(まだウンチが出ないので、トイレからはまだ出ないよ)

東伯町某所で採集

 
ピックアップ鳥取弁(41) 97/10/08(Wed)

《会話用例その11》老男と中年女の会話

男「まあむどっただ、えらい早いだなー」
女「いのししが出たちゅーが、どがなむんだったいや」

倉吉市誌より引用 m(..)m

 
ピックアップ鳥取弁(40)  97/10/02(Thu)

《会話用例その10》中年男女たちの会話

男「きょうなー、町に行ったらなー、ほんに賑やかにあったぞいや」
女「ほんにきょうは、観音さんだったけなー」
女「そっでも雪が降るし、ほんに寒かったぞいな」

(今日ね、町に行ったらね、本当に賑やかでしたよ)
(ああそうそう、今日は観音様の日でしたからねえ)
(でも、雪が降るし、本当に寒かったですよ)

倉吉市誌より引用 m(..)m

 
ピックアップ鳥取弁(39) 97/09/25(Thu)

《会話用例その9》老女たちの会話

「きょうは、えっと雪が降ったがいなー」
「ええ、なんちゅうえっと降っただらーかいな」
「まんだこいから雪が降っだらーかいな。気がわりーがいなー」

(きょうは、たくさん雪が降りましたねえ)
(ええ、なんとたくさん降ったことでしょうねえ)
(まだこれからも雪が降るのでしょうかね。うんざりしますねえ)

倉吉市誌より引用 m(..)m

 
ピックアップ鳥取弁(38)  97/09/19(Fri)

《会話用例その8》老男と老女の会話

老男「バスが満員でのう、ほんにえらいってや。道がわるいしおーじょーこいた。・・腹がへったわい。茶かけて飯食(か)いや。・・これ、早いこと茶わかせいや」
老女「まんだよう茶わかさんだかえ。なんちゅう子だらーかいな。ほんにきょーさめーがやー」

(バスが満員でねえ、本当に疲れたよ。道路が悪くて大変だった。腹が減ったよ。お茶漬けを食べようよ。(そばの子供に)これ、早くお茶を沸かしなさいよ)
(まだお茶を沸かすことができないのかい。何という子でしょうね。本当にあきれてしまうわ)

倉吉市誌より引用 m(..)m

 
ピックアップ鳥取弁(37) 97/09/11(Thu)

《会話用例その7》少年の会話

「わっち、何しとっだいや。なんだ、ぼいやこか。そがなもんおもっせないけ、かくれこしょいや」

(君たち、何をしているんだい。なあんだ、鬼ごっこか。そんなものおもしろくないから、かくれんぼをしようよ)

倉吉市誌より引用 m(..)m

 
ピックアップ鳥取弁(36) 97/09/04(Thu)

《会話用例その6》ある母親の愚痴

「そらまあ、おまいねのこーは、みんなおぞいけ、よからーけど、うちげのこーは、みんな、だらっだけ、どがしょーやもにゃーわいな」

(そりゃあお宅のお子さんは皆、お利口だからよろしいでしょうけれど、うちの子は皆、馬鹿だから、もうどうしようもないですよ)

東伯町三保付近で採集

 
ピックアップ鳥取弁(35) 97/08/31(Sun)

《会話用例その5》中年女性の会話

「ほんに今日山行って、大きな荷負うて帰ったら、ほんに重たあて、肩が痛かったけ、きゃー」

(ほんと今日は山へ行って、大きな荷を背負って帰ったら、ほんと重くって、肩が痛かったわよ。ほんと)

倉吉市誌より引用 m(..)m

 
ピックアップ鳥取弁(34) 97/08/22(Fri)

《会話用例その4》学生の会話

「おまいだち、いつから試験だいや」
「うっちゃはなー、6日からだわいや」
「まあ、こっで最後だけ、しっかり勉強しょいのう」

(君たち、いつから試験なんだい)
(僕たちはね、6日からだよ)
(まあ、これで最後だから、しっかり勉強をしようね)

倉吉市誌より引用 m(..)m

 
ピックアップ鳥取弁(33) 97/08/15(Fri)

《会話用例その3》青年男女の会話

女「ちったあ映画を見いいってもええが。・・自動車が走っちゃうぞ。はやこと乗っちゃえいの」
男「こんな自動車代は、高きゃーのいや」
女「あんたー好かんけ」

(ちょっとは映画を見にいってもいいじゃない。車が行ってしまうわよ。早く乗ってしまいなさいよ)
(この車代は、高いだろう)
(あんたなんか、嫌いだわ)

倉吉市誌より引用 m(..)m

 
ピックアップ鳥取弁(32) 97/08/09(Sat)

《会話用例その2》中年女性の会話

「おまいねの衆は、ほんによう仕事しなるな」
「なに言いなっだいな。何もようすりゃーせんぜ」

(お宅は、本当によくお仕事をなさいますね)
(何をおっしゃいますやら。何にもできはしませんよ)

倉吉市誌より引用 m(..)m

 
ピックアップ鳥取弁(31) 97/08/02(Sat)

《会話用例その1》老女が子供を叱る

「これいや、この子もいうことをきかんがいのう。雪を庭に持ってはいるなちゅうに。ちったあ言うことを聞けーやれ。庭がびちゃびちゃするに、なんちゅうこったえ、ほんにい」

(これこれ、この子も言うことを聞かないねえ。雪を土間に持って入るなと言っているのに。少しは言うことを聞け。土間が濡れてビチャビチャするのに、何ということだ、本当に)

倉吉市誌より引用 m(..)m

 
ピックアップ鳥取弁(30) 97/07/27(Sun)
かじ
「おまい、阪神と巨人のどっちのかじ、しとっだいや」

(君は、阪神と巨人のどっちの味方をしているんだい)

 
ピックアップ鳥取弁(29) 97/07/19(Sat)
おおばえ
「急にきゃあ、お客さんが来なったけ、おおばえだがな」

(急にお客さまが来られたので、おお慌てですよ)

 
ピックアップ鳥取弁(28) 97/07/11(Fri)
えらい
「よう来たなあ、えらかっただらあがな」

(よく来たねえ、疲れたでしょう)

 
ピックアップ鳥取弁(27) 97/07/03(Thu)
ええにょうば
「おまい、ほんに、ええにょうばになったなあ」

(君は、ほんとうに美人になったなあ)

 
ピックアップ鳥取弁(26) 97/06/28(Sat)
あっだけ
「なんぼ言ってかしても、あっだけなあ」
(「だ」にアクセント)

(いくら言い聞かしても、あれだからねえ)

 
ピックアップ鳥取弁(25) 97/06/21(Sat)
あすばい
「手つなぎぼいやこして、あすばい」
「うち、じゅくだけ、あすべん」

(手つなぎ鬼ごっこをして、遊ぼう)(私、塾があるから遊べないわ)

 
ピックアップ鳥取弁(24) 97/06/15(Sun)
ああにい
「あんたも、ああにい、しなれ」
「うち、ようせん」

(あなたもああいう風にしなさい)(無理よ、私にはできない)

 
ピックアップ鳥取弁(23) 97/06/01(Sun)
のふーぞ
「そがな、のふーぞな格好、頼むけ、してごすな。ひんがわりーがな」
(そんなだらしない、不良っぽい格好を頼むからしてくれるな。恥ずかしいじゃないか)

 
ピックアップ鳥取弁(22) 97/05/25(Sun)
めぐ
「この壷めえだらいけんだあぜ」「そがに、たきゃあむんかえ?」
(この壷をこわしたらいけないんだよ)(そんなに高価なものなの?)

 
ピックアップ鳥取弁(21) 97/05/11(Sun)
はねこ
「なんでおまいだちゃあ、うちの子、はねこにすっだあ?」
(なぜ君たちは、うちの子を除け者にするんだい?)

 
ピックアップ鳥取弁(20) 97/05/01(Thu)
いっかな
「おまいのHPは、いっかなおもしろにゃあがな」「そがだらあか」
(君のHPは、ちっとも面白くないじゃあないか)(そうかなあ)

 
ピックアップ鳥取弁(19) 97/04/20(Sun)
なんでだらあか
「せんせ、今日も休んどんなるがな」「なんでだらあか」
(先生は今日も休んでおられるね)(どうしてだろうね)

 
ピックアップ鳥取弁(18) 97/04/14(Mon)
いぬる
「もう遅いけえ、いないや」「おおい、いぬっぞ!」
(もう遅いから、帰ろうよ)(おおい、帰るぞ!)

 
ピックアップ鳥取弁(17) 97/04/07(Mon)
たんびたんび
「こがにたんびたんび、遅刻すんないや。ほかのむんが困っぞいや」
(こんなにたびたび遅刻をするなよ。他の人が困るんだよ)

 
ピックアップ鳥取弁(16) 97/03/31(Mon)
ももちゃぐる
「ももちゃぐった1万円札が、落っとったけ、貰っといた」
(くちゃくちゃにした1万円札が落ちていたので、貰っておいた)

 
ピックアップ鳥取弁(15) 97/03/21(Fri)
しらみゃあがな
「おまい、あの人がどがな人か、しらみゃあがな」
(あなた、あの人がどんな人か知らないでしょう)

 
ピックアップ鳥取弁(14) 97/03/11(Tue)
きゃあ
「なんであがなんとつきあっとるー?」「きゃあ」
(なぜあんな人とつきあっているの?)(ただなんとなく)

 
ピックアップ鳥取弁(13) 97/03/02
さあし
「さあしあーとらなんだけど、何しとっただいや」
(しばらく会っていなかったけど、何をしていたんだい)

 
ピックアップ鳥取弁(12)
〜から
「弁当、どっから食べる?」「公園から」
(弁当はどこで食べる?)(公園で)

 
ピックアップ鳥取弁(11)
しごする
「魚しごするけえ、てごしてごしなれ」
(魚を料理するので、手伝ってください)

 
ピックアップ鳥取弁(10)
おせらしい
「おまいげの子は、おせらしなったなあ」
(お宅の子供は、大人びたね)

 
ピックアップ鳥取弁(9)

「あんたげ、どこだあ」
(あなたの家は、どこ?)

 
ピックアップ鳥取弁(8)
でこ
「でこ、上手に描いたさあな」
(絵を上手に描いたそうだよ)

 
ピックアップ鳥取弁(7)
てご
「ちいと、てごしたげなれな」
(少し、手伝ってあげなさいよ)

 
ピックアップ鳥取弁(6)
ちいとわて
「ちいとわて食べんと、じきーなあなるで」
(少しずつ食べないと、すぐになくなるよ)

 
ピックアップ鳥取弁(5)
さばる
「そがなとこー、さばんなんないな」
(そんなところに、つかまらないでよ)

 
ピックアップ鳥取弁(4)
〜しいしい
「横見しいしい運転すりゃ、あやまちすっで」
(脇見しながら運転をすれば、ケガをするよ)

 
ピックアップ鳥取弁(3)
きょうてえ
「あがなきょうてえ人、知らんわあ」
(あんな恐ろしい人、知らないわ)

 
ピックアップ鳥取弁(2)
だらず
「だらずと、あほと、馬鹿と、タワケは、どがにい違うだあ」
(だらずと、アホと、馬鹿と、タワケは、どういう風に違うんだい)

 
ピックアップ鳥取弁(1)
なまける
「おまい、にょうばがおると、すぐなまけっだなあ」
(君は女性がいると、すぐふざけるんだなあ)

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