せいだいしょ [Thanks to 東伯町誌]
《品詞》名詞
《標準語》製材所

せえでもええ [Thanks to Mr. Keidou Kadowaki]
《品詞》「せえ」+「でも」+「ええ」
《標準語》しなくてもよい。
《用例》「そがなことは、おまいはせえでもええ」(そんなことは、君はしなくてもいい)。

せき (「せっき【節季】の変化か) [Thanks to 東伯町誌]
《品詞》名詞
《標準語》歳末、年末
《用例》「せきまで、つけといてごしなれな」(年末まで、つけにしてください)。

せきとう【石塔】
《品詞》名詞。
《標準語》お墓。墓石。石碑。
《用例》「おっさん、せきとうの字、書いてごしならんかえ?」(和尚さん、お墓の文字を書いていただけないでしょうか?)。

せぐ
《品詞》動詞
《標準語》(犬が)吠える
《用例》「あがにせいどるのは、どこのだらずだいな」(あんなに吠えているのは、どこの馬鹿犬なの)。
《補遺》「吠える」が優勢で、「せぐ」を使う人は、最近では、ほとんどいないのではないかと思う。

せけらしい
《品詞》形容詞
《標準語》うらやましい、ねたましい、いまいましい
《用例》「宝くじに当たんなったさあな。ああ、せけらし」(宝くじに当られたそうですよ。ああ、うらやましい」

せつない [Thanks to 倉吉市誌]
《品詞》形容詞
《標準語》(発作や病気などが原因で)苦しい。
《用例》「胸がせつないけ、ちいとたばこするけえ」(胸が苦しいので、少し休憩しますから)。

せど【背戸】
《品詞》名詞
《標準語》家の裏の方、裏庭。〔すたれつつある標準語〕
《用例》「背戸がいな椎(しい)の木があってなあ、よう実を拾って食ったもんだ」(家の裏に大きな椎の木があって、よく実を拾って食べた物だ)。
《蛇足》「静かな静かな、里の秋、お背戸に、椎の実の、落ちる夜は、ああ、母さんと、ただ二人、栗の実、煮てます、囲炉裏端」っちゅう童謡が、昔ありましたね。
《上記蛇足の修正》童謡の歌詞は、「お背戸に 木の実の 落ちる夜は・・」の間違いでした。[歌詞と単音 midi_data]

せる [Thanks to Mr.西郷谷の男(八頭郡河原町)]
《品詞》動詞
《標準語》(時計が)進む。
《用例》「この時計は、5分せっとる」(この時計は、5分進んでいる)。
《西郷谷の男さんの補足》うちの近所で時計が「進んでいる」などと言うものはいない。

せれる
《品詞》動詞
《標準語》(「気がせれる」の形で)気がせく、(歯がゆくって)見ておれない
《用例》「嫁がトロくさい気がせれていけん」
《用例》「あーーあ、気がせれる気がせれる」「ちいと落ち着けいや」
《補足97/03/01》西郷谷の男さん(八頭郡河原町出身)から。
私の実家のほうでは、『せれる』は「急がれる(?変な日本語)」という意味で使われております。もちろん「気がせれる」も使いますが、物事の優先順位を言うときにも使えます。二つの仕事があるとき、「こっちのほうがせれる。」などといいます。また応用としては、『気せり』・・人格を形容する言葉(「あのもんは気せりだ。」など)。
《参照》せる

せわやく【世話やく】 (「せわをやく」、「せわあやく」とも)
《品詞》動詞
《標準語》心を砕く、心をこめる、骨折る、励む
《用例》「おまいに、世話あやいてもらわないけんなあ」(君に、骨を折ってもらわなければならないな)。

せん
《品詞》連語。サ変動詞「せ」+助動詞「ん」
《標準語》しない。
《用例》「うち、もう勉強せん」(私、もう勉強しない)。
《用例》「すっだかいや、せんだかいや、どっちだいや」「せん」(するのかい、しないのかい、どっちなんだ)(しない)。

せんち (「せっちん【雪隠】の変化か) [Thanks to 東伯町誌]
《品詞》名詞
《標準語》大便所
《補遺》「あんこし」「ちょうず」「はこ」「はこし」なども同じ用途の構築物を意味する。

せんど【先度】 [Thanks to Mr. Kazusuke Yamane]
《品詞》名詞
《標準語》このあいだ、せんだって、先日
《用例》「このせんどは・・」の形で、挨拶の中で使われることが多いようです。「このせんどは、ほんにまあ、ありがとうございまして」(この間は、ほんとうにありがとうございました)。
《蛇足》大きな辞書には載っていますから、鳥取方言というより、「すたれつつある標準語」の一つと言った方がいいかもしれません。

せんべ (「せんべい」の変化) [Thanks to 東伯町誌]
《品詞》名詞
《標準語》せんべい【煎餅】


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