・・つかんせえ
《標準語》・・してください
《用例》「ちいと、待っとってつかんせえ」(少し、待っていてください)。
《相違》子供は「ごしなれ」を使うことはあっても、「・・つかんせえ」を使うことはまずない(と思う)。「つかんせえ」は、大人びた言い方、より改まった言い方と言えるだろうか。(自信がない)
《参照》ごしなれ

つぎ【継ぎ】
《品詞》名詞
《標準語》ぬの【布】。〔消えつつある標準語か、それとも現役標準語か?〕
《用例》「ボロつぎで、雑巾をこさえた」(ぼろ布で、雑巾を作った)。

つげる【告げる】
《品詞》動詞
《標準語》(こっそり)言いつける。チクる。
《用例》「ごんべちゃん、きがわりいがな。そがなことすら、せんせに告げたげるけぇ」(ごんべちゃん、うるさいわね。そんなことをすると、先生に言いつけてあげるから)。

つごう [Thanks to Mr. Keidou Kadowaki]
《品詞》名詞
《標準語》(本来の「事情、機会」の意味以外に)予定。つもり
《用例》「この土曜は、会社に行くつごうだがやあ」(今度の土曜日は、会社に行く予定だよ)。
《用例》「今度ハイキング行くつごうだけど、おまいの都合はどがなだいや」(今度ハイキングに行く予定だけれど、君の都合はどうだい)。
《用例》「そがなことはせんつごうしとるけえ」(そのようなことは、しないつもりですから)。

・・って [Thanks to Mr. Takayoshi-Suzuki]
《品詞》終助詞
《標準語》(体言、活用語の終止形・命令形・助詞などについて、相手の注意を促し、じれったい気持を表現した呼びかけに用いる)・・てば、・・ってば
《用例》「花ちゃん、花ちゃんって」(花ちゃん、花ちゃんってば)。
《用例》「立てって」(立てってば)。
《用例》「ちょっと待てって」(ちょっと待てってば)。
《用例》「わかったって」(わかったってば)。
《参照》鳥取弁における助詞の用例

・・っと
《品詞》? 《標準語》・・ないで
《用例》「読まっとって、わかるか?」(読まないでわかるの?)。
《用例》「何にもせっと、文句だけ言う」(何もしないで、文句だけは言う)。
《用例》「寝っと、ようがんじょしなるなあ」(寝ないでよくせいが出ますねえ)。

つねくる [Thanks to Mr. Keidou Kadowaki]
《品詞》動詞
《標準語》つねる
《用例》「うち、すかんけ」「いちゃあがな、そがなとこつねくるないや」(痛いよ、そんなところをつねるなよ)。
《補遺》「つめくる」とも言うかなあ。

つむ【摘む】
《品詞》動詞
《標準語》(爪を)切る
《用例》「爪、つめぇ」(爪を切りなさい)
《用例》「爪、つんどけぇ」(爪を切っておきなさい)

つわ 〔因幡八頭方言〕 [Thanks to Mr.西郷谷の男(八頭郡河原町)]
《品詞》名詞
《標準語》つば、唾液
《補遺》〔東伯方言〕では、つばきといいます。

つんちゃあ
《品詞》形容詞。
《標準語》冷たい。
《用例》「えらいつんちゃあ水だないや」(とても冷たい水だねえ)。


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