くぎる
《品詞》動詞
《標準語》こげる【焦げる】
《用例》「なにしとっだいや。餅がくぎとるがな」(何してるんだ、お餅がこげてるじゃないか)。
《用例》「そがに火のにきだと、服くぎっぞ」(そんなに火の近くにいると、服が焦げるよ)。

ぐすい [Thanks to Mr. Yuichiro Yoshida]
《品詞》形容詞
《標準語》ゆるい。(ぴったりではなく)スペースに余裕がある。(穴が大きくて)ブカブカである。知恵が足りない。抜けている
《用例》「この靴、ぐすいがな」(この靴、足より大きいから、ブカブカだよ)。
《用例》「あいつ、ぐすいけ、いけんわいや」(あいつは抜けているから、駄目だよ)。
《補遺》「ぐすい」は、凹の物体と凸の物体を組み合わせた時、本来の理想は両者隙間無くフィットすることなのですが、凹が大きすぎるか、または凸が小さすぎて、うまくフィットしない場合に使います。靴と足の関係、帽子と頭の関係、ナットとボルトの関係、Tシャツと体の関係、( A )と( B )の関係などですね。
《問題》上の文章中の(A)と(B)の組合わせを3つ考えましょう。(15点)
《参照》ぐすぐす



ぐすぐす [Thanks to Mr. Yuichiro Yoshida]
《品詞》形容動詞
《標準語》ぴったり合わなくて余裕がある状態、ブカブカ
《用例》「この靴、大きていけんわあ。ぐすぐすだわいや」(この靴、大きくて駄目だよ。ブカブカだよ)。
《参照》ぐすい

くそがえる【糞蛙】 (「くそぎゃーる」とも) [Thanks to Mr.谷岡昌範]
《品詞》名詞
《標準語》土蛙
《補遺》三省堂「大辞林」より。体長4〜5.5cm。背面は暗褐色で、背に線状やいぼ状の隆起があり、行動はゆっくりしている。水田や溝に住む。日本の本州以南と朝鮮・中国に分布。いぼがえる。糞蛙。←あ、あ、あ。標準語だぞ、こりゃあ。

くたぶれる [Thanks to Mr.谷岡昌範]
《品詞》動詞
《標準語》くたびれる、疲れる

くちあめ [Thanks to Mr.西郷谷の男(八頭郡河原町)]
《品詞》名詞
《標準語》まむし【蝮】

くちなわ【朽ち縄】
《品詞》名詞
《標準語》ヘビ【蛇】
《用例》「あらあくちなわがな」(あれは、ヘビじゃないか)。
《用例》「くちなわは、うちきょうてえが」(蛇は、私、怖いわ)。
《補遺》最近は「へび」をもっぱら用い、ほとんど「くちなわ」とは言わない。
《迷信》今はどうか知らないけど、昔ごんべが子供の頃、くちなわを指差すとその指が腐るという迷信があって、みんなそれを信じていた。
だから、くちなわを指し示すときは、握りコブシでやったものだ。しかし、うっかり指差しても、ちゃんと指を腐らなくするオマジナイがあったのだ。それは、その指を別の人に軽く噛んでもらえばよい、というものだった。
で、わざとくちなわを指差して、好きな女の子にその指を噛んでもらうなんてことも、ごんべ達はできたわけだ。「あ、ごんべちゃん、いけんがあ。くちなわ、指でさすと、ゆび、腐っだぜ」「あ、いけん、どがしょ、花ちゃん、噛んで」。ルンルン。

くつろぐ
《品詞》動詞
《標準語》(本来の「ゆったり心身を休ませる」の意のほかに)ひと安心する。
《用例》「娘を、嫁にやって、やっとくつろぎましたですが」(娘を嫁がせて、やっと一安心ですよ)。
《用例》「こっで、くつろきなはったなあ」(これで、ほっとなさいましたねえ)。

くつわい [Thanks to Mr.Hiromichi Morimoto]
《品詞》形容詞
《標準語》くすぐったい、こそばゆい
《用例》「やめいや、くつわいがな」(やめろよ、くすぐったいじゃないか)。
《蛇足》「くすぐる」は、「くつわす」だったっけ。
《追加》鳥取県中部(東伯耆)では、「こそばい」「こそばいい」の方をよく使っていたような記憶がある。

くど
《品詞》名詞
《標準語》かまど【竃】

くよし
《品詞》名詞
《標準語》チリやごみを集めて焼くこと。

ぐるり
《品詞》名詞
《標準語》まわり
《用例》「家のぐるりは、田んぼです」(家の周りは、田んぼです)。


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