エンゼルフィッシュ



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昔から、熱帯魚といえばエンゼルフィッシュを思い出すほどポピュラーな種です。
エンゼルフィッシュは、愛敬もあり、個人的に好きな魚の一つです。
改良品種もいろいろ作出され、見ているだけて楽しくなります。
京都のディスカス&エンゼルマニアのN氏より譲り受けた、魚を元に楽しんでおります。
写真は、エンゼルのブリーディング場と化している(^^;)私のエンゼル水槽です。
親は2ペアだけですが、千の単位の稚魚・幼魚がいます。
エンゼル水槽にも、飼育設備で説明している、オーバーフローによる、流水飼育を行っており、手作業の水換えは不要です。注水する水は、R/O装置からの排水を利用しています。エンゼルはこれでも大丈夫!強いもんです。



エンゼルフィッシュの繁殖方法



飼育も容易で、なおかつ繁殖も非常に簡単です。多くのアクアリストの水草水槽の中でも、エンゼルベビーの姿を見ることがあります。
今回は、私の家で行っている、エンゼルフィッシュの効率よい繁殖方法を紹介いたします。

[ペアの選択]

種親の選択は、自家繁殖を行っている信用あるショップで購入するか、エンゼルマニアから手にいれるのがよいでしょう。
安価な外国産の魚は病気を持ち込んだり、系統的に悪いものが出たりします。
健康に育てたペアならば、孵化後3〜4カ月後遅くとも6カ月後から繁殖に使えます。
混泳水槽の中にエンビパイプ、もしくは、ディスカス用の産卵筒をいれておくと、そのパイプをしきりにながめる個体がでてきます。
よく観察すると、2匹だけがそのパイプを独占しようと他の魚を追い払う姿が見られます。
この様子が確認できれば、ほぼ間違いなくペアでしょう。
この2匹を取り出し、45cmの標準水槽に移しかえます。



[ペア水槽の準備]

産卵用のペア水槽は、ベアタンク(砂も、水草もなにも入れない)とし、ヒーターと、スポンジフィルタをセットします。
塩素を抜いた水道水を注水し、水温は、27度にセットします。

[産卵]

2匹になったペアは、安心して産卵行動には入ります。
エンゼルフィッシュの産卵は、私の家の場合、10日周期で行われますので、1カ月に3回産卵させるということも可能です。

[採卵]

10日周期で産卵された卵は、1日ほど水槽にのこします。
翌日に産卵されたエンビパイプとペア水槽の水を抜きとり、プラケに移し替えます。
(親は10日後には、再度産卵にはいる。)
私の場合は部屋自体を28度前後で温度管理を行っているので、採卵したプラケはそのままの状態で部屋の中においておきます。
孵化するまでは、エアレーションも行いません。(するにこしたことないでしょうが、問題なく孵化する)
ただ、水かびの発生を防ぐために、グリーンFをいれておきます。



[孵化&泳ぎだし]

産卵後3〜4日(水温により違う)したら、孵化します。
孵化後3〜4日もすれば、泳ぎだしますので、その時点で、育成水槽に移し替えます。

[育成水槽]

育成水槽は、ペア水槽と同じく、45cmの水槽をベアタンクとし、スポンジフィルタとヒーターをいれておきます。
水温は28度〜30度くらいにセットします。(実際はあまり気にしてない)
あとは、朝夕最低2回のブラインシュリンプの給餌です。
赤虫が食べられるようになるまで、ブラインシュリンプで育てます。
赤虫が口にはいるようになればしめたもので、どんどん大きくなり、体型もエンゼルフィッシュらしくなってゆきます。



[おわりに]

この方法で繁殖を試みると、あっというまに数千匹のエンゼルに囲まれることになります。(^^;)
水槽設備はもとより、餌代だけでも、洒落になりません。さぁ、みなさんも試してみてください。