ＣＳ－ＩＤ大解析

電界強度測定モードで表示される文字列の謎に迫ります。

ついに３キャリア電測体制が成立しましたので、本格的にDDIPのIDも解析に入ります。

各端末の表示

１１桁表示(標準)
A131(注：バグ有り)・A111,112,211,AJ-05,15,AT-15,PT-101,PS-501,601,701,702, DS-110,101Y,102Y,312D
101N,102N,CPN5101(右上のNo.以降から順に読む)
A161,261(最後の１桁は０が「０」、１が「４」、２が「８」、３が「Ｃ」に対応)
１０桁表示
A171,271,272,201T,311T,311M,DL-S25P,S26T,S26P,S27(上１桁が表示されない)
９桁表示
TN-PZ3(上２桁が表示されず、最後(0)の１桁は無視)
１２桁表示
201D(上１桁(1 or 2)を無視)

例）８１１０ＢＢ０４１３０

（大阪市都島区京阪京橋駅のある基地局を例にとる）

と表示されれば

上の桁から

１～３桁目
ＰＨＳ事業者No.(?)
アステル関西：８１１・８１５（８１５は新設ＣＳの暫定ＩＤ）
アステル東京：８１０・８１５（一部）
アステル中部：８１２
アステル中国：８１３
アステル東北・四国：８１４
DDIP東京：８１９
DDIP東海：８１Ｂ
DDIP関西：８１Ｂ
DDIP中国：８１Ｂ・８１Ｃ
DDIP四国：８１Ｃ
NTTPグループ：８０８、８０９
４～６桁目(ASTEL関西)・４～７桁目(ASTEL東京・中国・中部とDDIP全域) ・４～８桁目(NTTP)
収容交換局(アステル中部に関しては「？」)
(このIDが異なるCSへのハンドオーバーはたいてい不可)
以下の通り(ただしNTTPのうち、括弧内の数字は８桁目の表示)

地域別ＣＳ収容交換局ＩＤ（アステル関西・NTTP関西・DDIP関西の場合）
- 大阪市内(Last update 97.06.23)
  (Special Thanks 八尾太郎さん)
- 大阪市を除く大阪府内 (Last update 98.01.11)
  (Special Thanks 八尾太郎さん・きたろうさん)
- 兵庫県内(Last update 98.04.05)
  (Special Thanks doteraさん・佐竹さん・ムイムイさん)
- 京都府内(Last update 98.03.22)
  (Special Thanks きたろうさん)
- 奈良県内(Last update 97.12.30)
  注：NTTPは10月から11月にかけて大幅なID変更あり、現在調査中
  (Special Thanks きたろうさん・横井さん・雪之丞さん)
- 滋賀県内(Last update 98.03.08)
  (Special Thanks きたろうさん)
- 和歌山県(Last update 98.03.29)
  (Special Thanks きたろうさん)
注：NTTP関西・DDIP関西においては７桁目は「０」か「８」のみ
７～11桁目(ASTEL関西)・８～11桁目(ASTEL東京・中国・NTTPの一部とDDIP) ・９～11桁目(NTTPの大部分)
個別のＣＳNo.

内訳
- 7,8,9桁目～10桁目
  個別のCS-ID(ただし８桁目は基本的に偶数とA,C,Eのみ)
  
  アステル関西の特徴
  - ７桁目はCSの出力区分の場合が多い(１が付けばだいたい100mWCS)
  - ７～９桁目が"027,028"・"047,048"・"067,068"・"087,088"となればだいたい駅構内ないしは施設内CS
  - ７、８桁目が"16"だいたい高トラフィックCS
  - ８桁目はCSのファームバージョンの場合有り
  NTTP関西の特徴(例外)
  ビルステーションは８桁目が奇数
  
  DDIP関西の特徴
  通常のCSは10・11桁目が"10,20,30"のいずれか
  ただし20mWCSは"40,50,60"のいずれか
  "00"となると試験電波用CS-ID
  10桁目はCSのファームウェアバージョン(最近はいじっていない模様)
- 11桁目(共通)
  個別のCS-IDであるが必ず０・４・８・Ｃのみ。 (CS-ID自体が42bitのため2bit飛ばしとなる)
  ただしA131はバグのため「０」しか表示しない