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Title : R/Scilab (D)COM Server V2.50
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R/Scilab (D)COM Server V2.50

概要

 本パッケージは R または Scilab がクライアントアプリケーション(例:Microsoft Excel)と通信するための DCOM サーバを含む。
 R/Scilab (D)COM Server は、ユーザのアプリケーションに COM オブジェクト及び Active X コントロール同様に R 及び Scilab への COM インタフェースを提供する。またy, an Add-In for Microsoft Excel アドインで R を利用し、Excelを主要GUIとして利用することができる。
 主な特徴は以下の通り。

  • R 及び Scilab をローカルまたはリモートの COM サーバとして利用。
  • NA, NaN,...などの R への/からのデータ変換。
  • テキスト・グラフィック出力用の Active X コントロール対応。
  • インストール/アンインストールを簡略化。
  • 共有/排他アクセスに対応した R インスタンスのリポジトリ装備。
  • 多くのサンプル。
  • Excel アドイン対応。

警告

 RExcelForRCOM.xls について警告を出すウィルスチェッカーがある。このファイルは RExcel.xla to を rcom を使えるようにするためのものである。これはウィルスではないので例外として宣言する必要がある。

特徴

  • R とクライアントアプリケーション間のデータ変換;スカラ(ブール値・整数・倍精度実数・文字)及びその配列に対応。
  • 混合型データ型の配列のデータ変換(例えば1つの配列内にブール値と文字列が混在)に対応。
  • Excelでの VARIANT フォーマットにおける特別な値(NA, NaN など)の変換に対応。
  • R への COM オブジェクトの変換に対応。rcom this allows callbacks from R to any other application
  • ローカル/リモート R サーバ出力のコンソールデバイス(Active X コントロール)に対応。
  • ローカル/リモートグラフィック出力へのグラフィックデバイス(Active X コントロール)に対応。
  • 単一クライアントによる複数ローカル/リモートサーバアプリケーション(R プロセス)に対応。
  • R サーバプロセスごとの複数ローカル/リモートクライアントに対応。
  • 計算用バックエンドとして Rを使い、Microsoft Excel アドインを利用。
  • 複数のマシンからの共有/排他アクセスを含む R プロセスを管理するための中央リポジトリ対応。
  • ローカルにインストールしていないマシンからの R へのリモートアクセスに対応。

バグフィクス

  • R へ配列を変換する際に dim 属性が失われるバグ。0.91 で解消。
  • 文字列配列が変換されないバグ。0.91 で解消。
  • 要請しても自動でサーバが起動しないバグ。0.91 で解消。
  • サーバへの単一インスタンスのみ利用可能。0.91 で解消。
  • グラフィックウィンドウをオープンした際にサーバがクラッシュするバグ。0.91 で解消。
  • 不完全な式を評価しようとするとサーバが停止するバグ。1.0 で解消。
  • VARIANT_TRUE の代わりに 1 を返していたために、いくつかのクライアントでブール値として TRUE と解釈する場合あり。1.1 で解消。
  • 大きな文字列配列を変換する際に exception/stack オーバーフローを起こすバグ。1.35 で解消。
  • 大規模配列の変換に関する問題。R 1.9.0 から rproxy.dll で解消。
  • StatConnectorGraphicsDevice を利用した描画が、円・多角形・長方形で NULL バックグラウンド・フォアグラウンドカラーを尊重しないバグ。1.35 で解消。
  • StatConnectorGraphicsDevice でうまく長方形が描けないことあり。1.35 で解消。
  • 複数の Active X グラフィックスが未サポート。1.35 で解消。
  • 文字ログデバイスの VB サンプルが動作しないバグ。2.00 で解消。
  • Rcommander が (D)COM サーバを使ったアプリケーションで作動しないバグ。2.00 で解消。
  • BindToServerOutput メソッドを利用した際に StringLogDevice を R にバインドできないバグ。2.00 で解消。
  • グラフィックデバイスが正しく色を表示できないバグ。2.00 で解消。
  • R 2.2.0 でパラメータとして COM オブジェクトを渡せないバグ。次のマイナーリリースで解消予定。COM サーバはこのバグフィクスで更新しなくてもよいが rcom では更新の必要あり。
  • VT_EMPTYVARIANT 型変換が R 2.2.0 でうまく動作しないバグ。次のマイナーリリースで解消予定。COM サーバはこのバグフィクスで更新しなくてもよいが rcom では更新の必要あり。

謝辞

 R COM サービスへの貢献について以下の方々に謝意を表明する。

それから本プロジェクトの継続的改善のために新しいアイデアを与えてくれた皆さんに。

Resources

コンタクトとサポート

 インストール・操作に関するサポートについては http://mailman.csd.univie.ac.at/mailman/listinfo/rcom-l で管理されているメーリングリストに直接質問すること。そこで過去の投稿のアーカイブも見ることができる。リストはメンバーのみ見ることができるので、まずはリストに登録すぐ必要がある。メンバー以外からの登録は自動的に今日比される。
 メーリングリストでは全ての投稿のアーカイブを提供しているので、質問をする前にまず答えを探してみること。
 メーリングリストに質問を投げると全員に届き、おそらく期待しているよりも速く回答が得られるだろう。
 本ソフトウェアの著者らは、その合間の時間で活動しているという事実を尊重してほしい。このため回答の時間は限られている。全ての投稿を読み、できるだけ回答しようと努力するが、e, but we cannot answer private mail sent to us concerning help for the COM サーバや Excel アドインに関するプライベートなメールには答えることができない。
 本ソフトウェアを拡張するアイデアがあれば教えて欲しい。
 商用のサポートやトレーニングが欲しい場合や、商用化のためにこのソフトウェアに機能を追加したいときなどは以下のアドレスにコンタクトして欲しい。要望にこたえることができればうれしい。

ライセンス

 本ソフトウェアは GNU LESSER GENERAL PUBLIC LICENSE Version 2.1. の下で配布されている。
 部分は異なるライセンスで配布してもよい。これはファイル自身に書かれている。
 COM サーバ及びその関連部分のバイナリファイルは全て the GNU LESSER GENERAL PUBLIC LICENSE Version 2.1. の下で配布される。
 ライセンスの全文は COPYING.LIB を見よ。(または GNU GENERAL PUBLIC LICENSE を見よ。)

 R COM サービスについては http://mailman.csd.univie.ac.at/mailman/listinfo/rcom-l でメーリングリストに登録すること。

ドキュメント

著者

 Thomas Baier 及び Erich Neuwirth

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Updated : 2008/05/21