20選 | 富本憲吉作品 コレクション |
絵画 (江戸時代以前) |
絵画 (近代・現代) |
浮世絵 | 書跡 | 彫刻 | 工芸 |
昭和62年度院展出品作。平山郁夫(ひらやまいくお)は仏教文化に対する深い関心から、大和の古寺や古仏を、さらにその源流を求めて中国・西域からインド・中央アジア・西アジアと、いわゆるシルクロードを中心に取材をかさね、数々の作品を発表してきた。
この作品は、1988年なら・シルクロード博を記念して、奈良県より依願制作されたものである。藤原京や平城京のモデルともいわれる長安の都を、朱と紺を基調に雄大なスケールで描き、かつての威容を偲ばせる。
「地平線に没する太陽は、これらの建物をシルエットで浮かび上がらせ、光と影が歴史の夢をかなでている」(作者)