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Title : Resample
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Matrix Tools : Resample

 複数のセルが与えられたときに、これを元データとしてリサンプリング・シャッフルを行い、統計量を計算する。
 一般的な手順は以下の通りである。

  1. スプレッドシート上の配列をデータとして指定。
  2. ダイアログ通じて適切なサンプリング公式を指定。
  3. 要求された繰り返し数だけ Monte Carlo ルーティンを繰り返し実行。
  4. Monte Carlo ルーティンから得られる結果を用いて適切な統計量を計算。

 ダイアログで指定できる公式は以下の通りである。

  1. SHUFFLE:ベクトルまたは行列をランダムにシャッフルする。重複なしのサンプリングに等しい。
  2. SHUFFLEROWS and SHUFFLECOLS:列または行をシャッフルする。
  3. RESAMPLE:ベクトルまたは行列から重複を許してサンプリングする。
  4. RESAMPLEROWS and RESAMPLECOLS:列または行をリサンプルする。
  5. SHUFFLEDISTANCE:距離行列をシャッフルする。これを用いるにはダイアログ左下にあるようにヘッダ付きの行列を指定しなければならない。.

 本関数を用いるにはベクトルまたは行列を引数として必要とする。欠損値が含まれていれば最も下に並べられる。ただしこれは行・列に対する操作には適用されない。

リサンプル

設定内容

 まず4つ以上のセルを指定して、メニューから[Poptools]→[Resample]と選択すると上のようなダイアログが表示される。

[Input range]

 リサンプリング・シャッフルの対象となるデータを入力。範囲内に数値以外のデータがあった場合や欠損値の場合は、出力範囲の最後に表示されることになる。

[Output range]

 結果出力先を指定。Input range と違う形を指定しても警告は出ないが、結果にはエラーが表示されるので、実際には出力先の範囲の左上のセルを指定すればよい。

[If the input matrix ....]

 どういう理由かは説明されていないが、5460 セルを越える範囲をこの機能では扱えないようなので、これを超える場合は「If the input matrix is > 5461 elements, click this button」を押すこと。別の機能(Randomise a range)が起動する。

[Method]

 With replacement (RESAMPLE) を指定すると、入力データの中から(重複を含んで)入力データの数だけサンプリングする。例えば入力データに5この数字{1, 2, 3, 4, 5}が指定されている場合は、1から5までの数字をランダムに5つ選んでくる。(リサンプリング)
 Without replacement (SHUFFLE) を指定すると、入力データの中から(重複を許さず)入力データの数だけサンプリングする。例えば入力データに5この数字{1, 2, 3, 4, 5}が指定されている場合は、1から5までの数字をそれぞれ1つずつ選んでくる。(シャッフル)
 Distance matrix (SHUFFLEDISTANCE) を指定すると、距離行列を入力データとして(重複を許さず)入力データの数だけサンプリングする。(距離行列のシャッフル)

[Row & column options]

 入力データが行列の形で与えられた場合、行方向だけ・列方向だけ・双方をサンプリング・シャッフルするかを指定できる。
 Both を指定すると、行・列双方とも対象とする。
 Rows only を指定すると、行だけを対象とする。
 Columns only を指定すると、列だけを対象とする。

Update : 2005/04/21

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Update : 2005/04/21