正直なところ、昨日（２５日）に新婚旅行から帰ってきたばかりで、十分に「社会復帰」できてましぇん。というわけでリハビリを兼ねてつまらないことでも書いてみようかな、と思って。

　いやあ、なんだねぇ。まる１週間、中欧（ハンガリー→オーストリア→チェコ）を回っていたんだけれども、やっぱりヨーロッパから見れば、日本なんて「極東」（Far East）なんですねぇ。ホテルでテレビをつけるときはCNNとかBBCとかを見てたんだけれども−って現地の放送見ても内容理解できんし−まずニュースのネタに日本は取り上げられないし。でもそれで困るかって言うと全然困らないし。日本へ帰ってきてからそれで困るかというと、実は困ってないし。帰国したら年号変わってた、とかクーデターが起こって帰国できん、なんてことになってたら別だけど、まあ、ニュースってのは聞かなくてもそれはそれで困りゃせんというのがよくわかったような気がする。

　昨日帰国していっぱいになってたマンションのポストから郵便物だの新聞だのを取り出して読んでて、とってもトホホだなぁと思ったのが、大阪の府立高校教諭を学力不足で分限免職処分にした記事だな。いや、まぁね。普通の職業だと、高校時代に習った数学なんてめったに使わないかも知れないけどね。私の職場みたいに、コンピュータ使っていろいろシミュレーションしたり計算したりしてる人間にとっては、高校や大学で習った数学なんてできた当たり前だったりするので、とっても信じられんのだぁ。
　例えばさぁ、学校出てから特に語学を専門的にやってるわけじゃないけど、日常的に英語の文献を読まにゃならん生活を送ってると、英語の能力は（少なくとも読解力は）上がっていくような気がする。少なくとも劣化はしないと思う。ま、どんな教科でもいいんだけど、自分の仕事に直結する話題ってのは日常的に情報が更新されるから、学校で習ったときよりデキるようになってると思うんだ。（ただし試験で点数とるための技術的な側面ってのもあるから必ず満点とはいかないだろうけどね）
　しかも、このクビになった人って教諭でしょ？　日常的に数学やってるのに「テストの点数が悪かったのは、準備もせずにいきなり受けさせられたからだ。」なんていう言い訳が成立するって思えんぞ。少なくとも（よほど天才的な数学の才能を持つ生徒を除いて）自分がとった成績より上の生徒には教える資格ないんじゃないかな。