ボーグのお部屋
ボーグをご存知の方は余程天体に興味のある人です。
ボーグと聞いて「望遠鏡」と答える人は、余程星が好きな人です。普通の人は「野球でやったらいかん事!」とか「武術で怪我せえへん様につけるやつ!」とか答える事でしょう。
で、ボーグと聞いて天体望遠鏡と答える人は知ってはると思いますが、ボーグは実はあの「おもちゃのトミー」が作りだした本格的な望遠鏡シリーズなのです。
で、これを聞くと多分ほとんどの人が(実は私も初めて聞いた時は同じ反応をしたのですが)「所詮おもちゃ屋やん・・」と思うのです。言葉は悪いですが「おもちゃ屋が作った望遠鏡で星が見えるんかい・・」と思ったものです。どうです?初めて知った方?同じ様に思ってませんか?ほら、やっぱり思ったでしょう。笑
とまあ、ここまでは冗談半分ですが実際にボーグの望遠鏡はコストパフォーマンスがすこぶる優秀です。


右の写真は自宅の庭にバーダーの三脚にGP赤道儀(一週間以内にGPD赤道儀に載せ買え予定(2003年10月29日現在))を載せてボーグ100EDをマウントした雄姿です。
やたらバーダー三脚が目立っていますが、そのおかげでいっぱしの天体望遠鏡!という雰囲気をかもしだしていますね。

アイピースにけったいな物が装着されていますが、これはウルトラロングアイレリーフスーパーアイピースの現物です。

100EDの性能を少しご紹介いたしましょう。
前玉は直径100mm、焦点距離640mmのF6.4のレンズです。EDアポクロマートですから色収差も少なく短焦点ながらもクリアでシャープな像を満喫させてくれます。
鏡筒はおよそ口径100mmの大口径屈折鏡筒には見えないコンパクトさですね。実際にかなり小型で軽量に仕上がっていますので車で遠征出来ない人には助かる大きさ・重さだと思います。

私がボーグを好きなのは、そのシステムの発展性と言いますか、システムが細かなパーツの交換で大幅に可能性を広げてくれる事にあります。極端に言えば出世魚みたいに、最初は入門編であってもいずれはグレードアップして見違える様なシステムを作りだす事が出来るという意味です。
もちろんボーグの多様なパーツは他社製の望遠鏡にもサイズさえ合えば流用出来ますので、他社製の望遠鏡を「もっと使いやすくしたい」という方にもお薦めしますし、実際に多くの方がそういう使い方をされています。

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