Location : Home > Contemporary Files > 2004 Title : Ultra C for retainment of Imperial Household |
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なんかすごいレベルのことを「ウルトラC」とか言ったりするよねぇ。あれってさぁ、体操の技の難度の水準である「C」を上回っているから「ウルトラC」なんだけれども、確かに東京オリンピックあたりならそれでもすごかったんだろうけど、今ではD難度とかE難度の技があるわけだから、「ウルトラC」程度では対したことないよのねぇ。それにE難度の上は「ウルトラE」じゃなくて「スーパーE」と呼ぶらしく、語源に基づいた意味ではたいしたことないんだけど、ま、日本語として定着してしまった「ウルトラC」ってことで。
#「超ド級」というときの「ド」もよく似たもんだな。
ちょっと前にあった、皇太子殿下の外国訪問前の会見における異例の発言以降、皇太子妃殿下(いわゆる「雅子様」)が異様なプレッシャーに苛まれていることが公になったわけだけれども、この問題を解決するのに、会社の上司なんかは、「さっさと離婚して、親善大使として思う存分働いてもらったらええねん」なんてこと言ってますがね。それじゃあ根本的な解決にはならんような気がする。
改めて皇室典範を読み返してみると離婚の項目がないんだわな。仮にそれが何らかの超法規的措置で認められたとして、皇嗣となるべき男子の(現時点では)皇太孫が生まれない限り、仮に再婚したとしてもその相手の人(ってことは新しい皇太子妃)に同様(もしくはそれ以上)のプレッシャーがかかるわけで、なおさら事態を深刻にするんじゃないかな。
結局さぁ、跡取りがいればいいんでしょ。だったらさぁ、ユーラシア大陸の反対側にある島国の王室で、皇太孫が1人余ってるじゃない。もらってくれば? たぶん若い女性に人気大爆発よ。
これは名案! ウルトラC!! …と思って書き始めたこのCFなんだけど。ありゃ。皇室典範よく見ると「養子はだめよ」と書いてある。なぁんだ。企画倒れ。
まあ、このほかの案としては、側室を復活させようとか、まあ、フェミニズムな方々を怒らせてしまいそうな案しか思いつかない。ふむむ。
じゃあ、考える方向を変えよう。実際どうすればいいのか。または現実的に起こりうるシナリオは何か。
もちろん、一番丸く納まるのが皇族から皇位継承権を持った男児が生まれること。それ以外はなんらかの法的な改正作業が伴う。あ、いや、皇族(女性)の誰かに性転換手術を施すってのも技術的には可能かも知れんが、まあ、お話の上でしかできんことだ。
何を変えるかというと、やっぱり皇室典範を変えて女帝も認めるってのが最も早いんだろう。
けどねぇ、あまり議論されてないけど、天皇の地位って国民の総意に基づく(憲法第1条)ってんだから、皇室典範じゃなくて、特別立法でもなんとかなるのかも知れん。が、
ふむむ。そうだなぁ。たぶんね、圧倒的大多数の日本人ってね、日本をどうするかとか、天皇をどうするかとか国の根幹にかかわることを緻密に根本的に議論をしたいと思ってないような気がするのよね。そして国会議員ですら、そんな大問題にかかわって、歴史に名を残すか政治生命を絶たれるかなんて大博打に出たいとも思わないだろうしね。となると、この先どうなるかっていうとだな…
…などという、超日本的なしくずし的先送り的「解決」になってしまいそうな気がする。そうなるまでに「憂国の士」が出てなんとかするんだろうか。。。。
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Updated : 2004/07/05
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