Location : Home > Contemporary Files > 2002 Title : Conflict Resolution |
![]() |
A・B2者が係争中であるとき、どういう解決の方法があるだろうか。
喧嘩をしている2人に「けんかをやめて〜♪」などと言っておけば問題が解決するわけはない。
もしこの両者に共通の理解事項があって、その履行・不履行を巡る係争であるならば、その履行条件や不履行の際の補償という方向で解決が為される可能性はあるだろう。しかし、そもそも係争事実の認識に双方の理解がない場合にはどうなるのか。
このような個人間または組織間・国家間の係争を解決するための理論と実践に関する研究分野がある。これを紛争解決(学)・ Conflict Resolution という。
これは学問の分野としての取り組みだけではなくて…つまり机上の空論ではなくて…、様々なNGOが取り組み、ビジネスとしても成立しているものである。
ときおり、私はこのコーナーで「本気で問題を解決したいなら〜」というような言い回しをすることがあるが、それはそういうことが頭の片隅にあるからだ。
人がある発言をして、その発言に基づく行動を採らないのであれば、その発言ほどにはその行為を重要かつ緊急なものとは思ってないことの証なのであって、文句だけ言って、対案を提示しない輩というのは、本人の意図はともかく結局は「文句垂れ」なのだ。もし自分に降りかかる問題であったなら、それがたとえ自分が責任逃れするための方策であろうとも、とにかく対策とその実現方法(誰が、いつ、どこで、何を、どのようにする/しない)を示すだろう。けれどもそれを伴わないのなら、所詮は問題の当時者でないことを暗に白状していることになるのだ。
[Previous] : | 2002/03/27 : | 「そういうお前はどうやねん」 |
[Next] : | 2002/04/16 : | 泥仕合 |
[Theme index] : | 国際 |
![]() |
Updated : 2002/04/08
|