Location : Home > Contemporary Files > 2001 Title : The Japan Red Army |
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報道によれば、勾留中の日本赤軍の重信房子被告が弁護士を通じ、支援者集会の中で「日本赤軍を解散する」と声明を発表したらしい。その理由がふるっている。
「アラブにいる限り社会とともに生き続けていた」
「日本社会では、私たちはいどころがなく、社会に根付けなかった以上、私たちの闘いは不十分で間違っている」
「アラブでは人民が武装闘争を要求しているが、日本人民は望んでいない」
「民主主義の徹底を実現すれば、平和的な世直しはできる」
「日本赤軍の解散をもって新しい闘いに挑戦する」
そもそも、日本赤軍でありながら、本拠地を日本ではなくレバノンに置かざるを得ない時点で(ってことは設立時点で既に)日本に根ざしておらず、歴史上日本の民衆が政治的な武装闘争など起こしたこともないのだから、この論理でいくと、結成したこと自体が間違ってましたと言ったことになるんじゃないのかなぁ。
それにその解散声明が支持者の会合で、最高幹部の声明として発表され(てそれが組織の決定として是認され)るということは、以下に民主的な組織でないかということを表してしまっているし、何よりも、一番支持者が面食らったんじゃないのか。
そもそも「支持者」がいるってのがスゴイよな。
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Updated : 2001/04/16
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