１１月７日は合衆国の大統領選挙である。
　日本では投票日と言えば日曜日であるが、合衆国では火曜日である。これは、法律で休日にしてしまって投票率を上げようとしているためらしい。このあたり、日本と発想が逆で面白い。

　大統領選挙についてはいろんなメディアでいろんな角度から報じられているので、新たに加える内容はないが。まあ、個人的にはゴア候補の従来の政策（情報スーパーハイウェイ構想とか）に着目しているので、ゴア候補が勝った方が面白いかなぁと思ってはいるが、ゴア候補を推す民主党の（正確にはグローバリズムを標榜する）リベラルな勢力の進める対外政策の行き過ぎを防ぐ意味で、ブッシュ候補を推す保守勢力の台頭次第によっては、日本国内の政治情勢が変わってしまう可能性がある。
　大統領選挙に関しては種々の世論調査があるが、アメリカ的だなぁという感じがして面白いと思っているのが、アイオア大学のThe Iowa Electronic Markets で「上場」されている、大統領選挙得票率の先物市場（2000 Presidential VS Market）。いやあ、何でもビジネスのネタにしちゃうんだなぁ。ちなみに、価格の推移は８月までは両候補互角で、９月〜１０月はゴア候補優勢だったのが、ここ最近、ブッシュ候補が優勢になっている。
　このページの存在は３日付の日経新聞のマーケット面（１９面）なんですが、新聞で Web Pageを情報ソースとして記事が書かれた場合、結構、そのURLが書かれていないことが多い。そんなの隠したって、公開されてる限りは数分でサーチできるんだから、もったいぶらないで書いちゃえばいいのに、「自分だけの情報源」だと思ってるんでしょうかねぇ。文中でリンク張ってるとこってすぐ見つかったよん。
　まあ、それはともかく。
　大統領選挙の結果の違いによる、日本の今後の戦略を考えてる人たちって、今の与党首脳部にいるのかな？