Location : Home > Contemporary Files > 2000 Title : Rotten apples |
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今週は秘書がらみの政治家の不祥事が相次いだ。
当然、今週起ったわけではなくて、今週になって騒がれるようになったというのが正確な表現だ。
まず、政策秘書の給与の「ピンはね」ってのは、いやあ、論外だな、こりゃ。人を使う立場の人間(政治家という意味じゃなくて、雇用者としてという意味ね)がこんなことやっちゃ、道義的な責任だけじゃなくて、労働基準法とか、そのへんの法律にもひっかかんじゃないのかな。調べてないけど。
それから選挙の際の票の取りまとめに関する買収疑惑の方だけれども、これは仮に事実だとすれば拡大連座制の適用によって当該議員は失職する。
まあ、それぞれの議員にはそれなりの責任を負ってもらうとして。
ちょっと気になるのは、どうしてこの時期に、しかも野党&無所属の議員の疑惑が話題になったのかってことのほうだ。
秘書の給料のピンはねってというのは、ひょっとしたらどこの議員もやってる可能性あるよね。いやあ、悪い意味じゃなくて(んー、悪い意味もあるけど)、公設秘書(政策秘書+2人の秘書)に対して国から費用が出るわけで、これをこのまま渡さない限り「ピンはね」になるよね。でも、実際には税金とか保険料というごくまっとうな金額の他に、党費とかその手の名目で抜いてる可能性は0じゃない。で、本当に名目どおりの金額が、その規定通りに差し引かれてその通りに使っているなら、まあ、問題はない。(でも本人の確認は必要だけど。)そうじゃない天引きって本当にどの秘書についてもないのかって追求の仕方をしたら、結構でてくるんじゃないかな。
一方、選挙の際の買収疑惑だけれども、もし本当にその証拠をつかんでいたのなら選挙終了直後に検挙すればすむことじゃないのか。
なんか、ある種の意図を感じるネェ。
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Updated : 2000/09/04
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