Location : Home > Contemporary Files > 2000 Title : Summits |
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今週の大きなニュースと言えば紛れもなく沖縄サミットのはずなのだが、いったい何を書いたらいいのか困っている。
当初、サミットが開催された理由は、共通の世界的問題に対して西側先進国が結束して対処するためのものであった。最初のランブイエ・サミットで言えば石油危機だった。最近は逆になってきているのであろう。サミットがあるから議題を探すのだ。
サミットは常設機関ではないので、資金の提供国もなければ事務局もない。だから、決めたことを定期的にレビューして達成度合いをチェックする仕組みがない。だから、各種の宣言が宣言に終わってしまうことが多いのではないか。たとえば前回のサミットがどこで行われて、何が決まったのか、覚えている人は各国政府の担当者だけではないだろうか?
そもそも、日本の場合は、次のサミットに出る人が誰だかわからないような状態なので、日本が何を約束しても信頼されないであろう。
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Updated : 2000/07/24
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