Location : Home > Contemporary Files > 2000 Title : Yeltsin resigns. |
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例年、元旦(というか正確には大晦日の夜だが)には分厚い新聞がくる。たいてい、たいしたニュースがなく新年特集ってことになるのだが、今年はちょっと違った。
1つはY2K問題の特集。
そしてもうひとつはエリツィン・ロシア大統領の辞任だ。
「おおっ!」と一瞬、驚いた後、情報が少ない中、いろいろと頭の中でケーススタディを行ってみた。
…が、結論。多分、何事もなかったように過ぎ去っていく。
まず、もしこれが平日だとすると、金融マーケットが(たぶん、為替を中心に)一瞬の乱高下をしたんだろうけど、今度新たにマーケットが開くときには、もはやインパクトがなく、折り込み済みの情報となってしまうので、別段どうってことない。いや、そもそも、エリツィンはずっと体調が危ぶまれていて、いつ辞めてもおかしくない状態だったので、平日に起こっても影響なかったかもしれない。
結局は既定路線が粛々と進められていくだけ、だろう。
手元に NewsWeek の最新号(2000.1.12号)には「エリツィン後の現実」という記事があって、そこには大統領選挙の結果をシミュレートしているが、そこでも、結局はこれまでエリツィンが進めてきた(んー。エリツィンがいなくても進んできた?)路線が継続されるだろうと言う観測。
ま、そういうこった。
ロシアは秩序が破壊的に崩壊しない限りは、ひとまず安心してていいのじゃないかな、と思う。
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Updated : 2000/01/03
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