脱毛レーザー・疾患への応用



主に女性の美容目的で使用される脱毛レーザーですが、各種の疾患に応用が可能な場合があります。効果は一定しませんが以下に挙げてみましょう。

●扁平母斑
 体の各所にうまれながらにある、カフェオレ色の島状のあざです。通常、QスイッチルビーやQスイッチアレキサンドライトレーザーで色を飛ばしますが、何度も再発し、完全治癒率が低いのが実情です。しかし、Qスイッチレーザーと脱毛レーザーを組み合わせると再発率を低減することが可能です。

●尋常性毛瘡
 主として男性の顎髭(あごひげ)の部分に多発する難治性のにきびです。脱毛レーザーを照射することで毛包ろと部が破壊され、通気性がたかまりにきびが改善する可能性があります。

●成年性扁平疣贅
 男性の頚部からあごひげにかけて多発しているケースが多く、こうした方ではひげそりが主たる悪化因子になっていることがあります。脱毛することで皮膚を刺激することがなくなり、結果的に自然治癒を早められる場合があります。

●腋臭症
 わきの脱毛をすることでにおいが軽快する場合があります。