緑ヶ丘動物病院も設立から四半世紀を超えるに至りました。設立当時はまだまだ動物医療も発展途上で、的確な診断と治療を提供できる病院はそう多くありませんでした。当院は設立以来、日々の診療を通じて適切な診断・治療を提供するかたわら、獣医師の育成や学会・セミナー等を通した臨床獣医師への啓蒙につとめてまいりました。そうして四半世紀を経て、今日の獣医療を巡る状況は嬉しいことに診断・治療技術が飛躍的に向上し、動物たちも希望すれば高度な診断や治療法を受けることができるようになりました。しかしその一方で、治療費の高額化や検査漬けなどの過剰診療も問題になっています。
 緑ヶ丘動物病院では、あくまで動物サイドにたったホームドクターとして、四半世紀以上にわたる治療経験をもとに、その動物にとって本当に必要な診断法と治療法を提案しています。特殊な専門的技術を必要とする場合や、CT・MRIなどの検査が必要な場合にはそれぞれの専門病院や提携病院を紹介します。さらに、従来高い評価をいただいている内分泌疾患をはじめとして、内科疾患中心にしたセカンドオピニオンサービスもおこなっています。

 緑ヶ丘動物病院のスタンスは「我が家のイヌたち、ネコたちならどうするか?」です。必要のないときに高額な検査をお勧めすることはありません。なので時にはオーナー様のご希望と一致しない場合が生じるかもしれません。そういうときにはオーナー様にも理解していただけるよう時間をかけて説明させていただいています。オーナー様とのコミニケーションを円滑にすることは各種検査にまさるとも劣らない、というのもまた緑ヶ丘動物病院のポリシーです。これらのことにより、動物たちが本当に必要としている最善の診断と治療を提供できるよう、努力を続けています

おうちの方へのお願い

 私たちに毎日限りない幸福と生きるエネルギーを与えてくれる可愛らしい動物たち。そんな彼らにいつまでも健康でいて欲しい・・・・ これは誰もが願っていることです。 
 私たちがちょっと気を配ってあげることで、動物たちが健康な体を維持でき、幸せに長生きもできれば、逆にちょっと注意を怠ったばかりに事故にあったり、病気で手遅れになってしまうこともあります。あなたの大切な動物の運命はあなたの手の中に委ねられています。 生きるも死ぬも、健康に過ごせるのも病気や怪我で苦しむのも、動物たちはその運命を飼主に託しているのです。 動物たちの発しているシグナルを毎日毎日キャッチしてあげてください。「今日は気分がいいよ!」とか、「ちょっと食欲がないんだ〜」とか、「おなかが痛いよぉ」とか。 人間の言葉を話すことは出来ない動物たちですが、 毎日注意深く接しているとこのようなシグナルを発しているのがわかります。 その日のシグナルをちゃんとキャッチしてあげてくださいね。そして、いつもと違うシグナルをキャッチしたら、早めに私たち獣医師に相談してください。私たち獣医師は動物の発するシグナルを解析するプロフェッショナルですが、それでもその動物の変化を感じ取る感性は毎日その子に接している飼主にはかなわないことも多くあります。私たちプロの獣医師と飼主であるあなたの力が合わさって、始めて正しい診断と正しい治療がおこなえるのです。
 毎日できるだけたくさん声をかけ、たくさん体を触ってあげてください。そうすれば、動物たちの体調のシグナルはもちろんのこと、動物たちがあなたに発している「愛情の言葉」もいっぱいいっぱい感じることが出来るでしょう!

おいたち

学会発表

招待講演

受   賞

金澤 稔郎・獣医師

かなざわ  としろう

執筆・翻訳・紹介記事など

院長からご挨拶

緑ヶ丘動物病院のポリシーについて