動詞の活用(よぶ【呼ぶ】)


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この表の作成には、国書刊行会「講座方言学」の他、三省堂「大辞林」、同「新明解国語辞典(第四版)」、角川書店「必携国語辞典」、岩波書店「国語辞典(第三版)」、同「電子ブック版広辞苑(第四版)」などを参考にしました。
鳥取弁特有の動詞及び鳥取弁特有の意味を持つ動詞には、を付加しています。
用例等欄に示した活用形には、接続する主な鳥取弁助動詞等をカタカナで表示しています。ただし、ここで示したすべての活用形が、鳥取弁において使われているとは限りません。

活用等用  例  等
よぶ

活用の型:五段活用(バ行)
語幹:よ
意味:招待する、ご馳走する。
補遺:「呼ばれる」(招待される、ご馳走になる)の形が多い。

未然形
よばン、よば(ア)シェン、よびゃ(ア)シェン、よば(ア)ヘン、よびゃ(ア)ヘン ・・打消し
《用例》「あいつは、呼ばん呼びゃへん」(あいつは招待しない。招待しないとも)。
《補遺》「しぇん」「へん」は、強い打消しになる。

よばア、よばイ ・・意志、未来、勧誘
《用例》「花ちゃんは、呼ばいな」(花ちゃんは招待しましょうよ)。

連用形 よびマス ・・丁寧な断定

よびチャア ・・希望

よびナル ・・尊敬、丁寧

よびヨル、よんドル ・・状態、進行
《用例》「花ちゃんも呼んどるけえ、もうじき来るわ」(花ちゃんも招待しているから、もうすぐ来るよ)。

よんダ ・・確認、過去

終止形
連体形
よぶ

よぶダラア ・・推量

仮定形 よば(ア)、よびゃ(ア)
命令形 よべ(エ)

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