Fendi は電力系統システムシミュレーションプログラム用のグラフィカルユーザインタフェースである。これは次の２つの意味でオープンである。

• GNU General Public License の下で公開されているオープンソースプログラムである。
• プラグインベースのオープンアーキテクチャである。

　Fendi は交流・短絡回路・インピーダンス測定・潮流計算・安定性解析・過渡電流解析などを様々なシミュレーションエンジンを利用することができる。

　インタフェースとシミュレーションエンジンは完全に独立であり、シミュレーションエンジンはプラグインに組み込まれている。既存の計算エンジンは以下の通り。（全てDelphiで書かれている。）

• DC：DC デモ用エンジン
• AC：AC関係の回路・短絡回路（short-circuit）・インピーダンス計測など。
• LF：電力潮流計算。
• GeoLF：地理表示付き電力潮流計算の初期バージョン。

　インタフェースは Delphi 6 で書かれている。シミュレーションエンジンプラグインは様々な言語で書かれている。
　詳しい経緯や特徴を知りたいのであれば main.pas ファイル（フランス語）の冒頭をよく読むこと。

Why Fendi ?

1. 私の知りうる限り、低水準言語で書かれたオープンなの電力系統シミュレーションソフトはないから。
2. 新しい電力系統シミュレーションプログラムごとに新たにGUIを構成するのは大きな時間の無駄だから。
3. プログラミングが開発者の趣味だし、ネットワークGUIを書くことは挑戦的なことだから。

［勝手な茶々］
１点目と２点目は同意するが、３点目は「そんなん知るか！！」である。開発者が言ってるのであって私が言っているのではないことに注意。

How to Install

Download

　入手先は http://www.martinole.org/Fendi/。
　Windows版のバイナリとソースがあるから、どちらか好きなほうをダウンロードするとよい。まあ、バイナリだろうねぇ。ソースは Delphi でコンパイルできるらしい。最新バージョンは 0.10 。

Install

　基本はインストーラーの言うとおりにすればよい。

Updated : 2006/06/29

Documents

文書	更新
Fendi User Documentation	2006/06/30
Fendi Developper Documentation	2006/07/02
AC Plugin Documentation	2006/06/29
DC Plugin Documentation	2006/06/29
LF Plugin Documentation	2006/06/29

Updated : 2006/07/02