Location : Home > Methods > Simulation > Multi Agent System Title : Analysys of Economic behavior by Multi agent model |
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エージェントの行動選択の原理について
経済における「合理性」とは、多くの場合効用関数を(どういう形であれ)定義し、それを最大化する行動を選択すること、である。 |
この場合は完全にランダムに判定しているので、ほぼ50%のところに分布することになる。 |
初期値の選択はほぼ50%:50%に近いので、ほぼ閾値の分布によってその後の振る舞いが変化する。たまたまシェアが高いほうに関する閾値が低いエージェントが多い場合には左のようになり、逆になると右のようになる。 |
このような仮定になっているのは、全員を「シェアが伸びた方に乗り換え」とすると、シェアが動いたその次タームですべてのエージェントが乗り換えることになるので、一定割合のエージェントは別の行動原理を採用する必要がある。(ここではCase1と同じ行動原理とした。) |
1次元のエージェントマップで計算したので、「周囲」で同じ選択をし始めると、固まり(クラスター)が出来上がってしまい、クラスターの内部ではもはや別のものに乗り換える契機がなくなってしまう。そのためこのように急速に収束する。 |
当初、試算のためにエージェント数を20程度で計算したら、それぞれのケースで結構極端に動いたので、エージェント数を200にした。これをさらに増加させたらどうなるか。おそらく、動きはさらに現実に近くなるのでは? (→『マルチエージェントと複雑系』でのサーバ使用の例) |
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Updated : 1999/05/10 |