なぜこれなのか、ってことだけど。２０世紀の性質というか傾向というか、そういうものを考えていくと、どうしても大衆とか群集とか、そういうものの存在とその性質・動向というのを把握しないとよく見えないんじゃないかという点と、個々の人間が群集の一部としてしか振る舞えないことによる諸問題っていうのが吹き出しているのが昨今の状況だという問題意識が働いているから。訳の完成のためというよりは、こういうことをこれをネタにじっくり考えてみようかな、と思ったから。だからあまり訳の質とか訳出スピードに期待するんじゃないよ。
　ではでは。

（翻訳の元ネタはプロジェクト・グーテンベルグのページにあるやつね。）

目次

序　　　群集の時代　(Updated : 2000/01/15)

第１編　群集の精神

　第１章：群集の一般的な特徴　(Updated : 2006/07/08)
　第２章：群集の感情と道徳　(Updated : 2006/07/21)
　第３章：群集の理想と推論力と想像力
　第４章：群集の全ての確信によって仮定された宗教の形状

第２編　群集の世論と信念

　第１章：群集の世論と信念の間接的要因
　第２章：群集の世論の直接的要因
　第３章：群集のリーダーと説得の手段
　第４章：群集の世論と信念の変化する限界

第３編　さまざまな種類の群集の分類と説明

　第１章：群集の分類
　第２章：いわゆる犯罪の群集
　第３章：犯罪の陪審
　第４章：選挙の群集
　第５章：議会の集会