Part1 聖ティトゥス修道院にて
 Part1-3 アエルレッド修道士のダブルポインター(1)

修道院長は大スターのチームと戦ったていた一方、
アエルレッド修道士のチームは別の種類の戦いを抱えていました。
それは3部に降格の危機でした。
アエルレッド修道士
 「今夜のスマイリーチームとの試合はダブルポイン
  トだ」
 「彼らが勝てば、我々はほぼ確実に降格だろう」
マイケル修道士
 「ダブルポインタ?」
アエルレッド修道士
 「フットボールの用語だよ」
 「追加VP毎に、我々が勝てば更に1増え、彼らは
  更に1減り、差は2になる」

「分かりました」とマイケル修道士は答えましたが、
そのようには聞こえませんでした。





コントラクト:3NT
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Wのメトカーフ医師は2をリードし、
このトリックはダミーのQが勝ちました。
 の別れが良ければで6勝できますので、
 ディクレアラーの次のプレーは、このスーツの分か
 れを確認することでした。

両ディフェンダーは続く2ラウンドでをフォローしました。
 ディストリは6322でした。
 彼は満足そうに頷きました。
 で6勝、で1勝 、合計7勝。
 はKQJと持っているのでAに負ければ2勝で
 き、合計9勝になると安易に考えていました。

ディクレアラーはあまり考慮せず,♣Kを出しました。
 このKが勝った時、アエルレッド修道士は、
 この後ハンドに戻る確実なエントリが無い事に気づ
 きました。

そのため、9勝目になる♣を続ける前に、
残っている4枚のを全てキャッシュしました。
この時点でのそれぞれのハンドは次のとおりです。


・あと 1トリック必要なだけです。
 アエルレッド修道士は♣5をリードしました。
・メトカーフ医師は♣Aで勝ち、♠4をリード。
・「♠J、お願いします」とエルレッド修道士。
・Eは♠Qで勝ち、
 WのAに向けてを返しました。
・Wのメトカーフ医師はAで勝ち、
 12トリック目に♠Aをキャッシュしました。

アエルレッド修道士は、Kを残すかQを残すかを
推測しなければならないことに気づきました。
Wのオープニングリードはだった!
きっとが残っているはずだ。

・最善の結果を望みながら、
 アエルレッド修道士は♣Qを捨てました。
結果は1ダウン

修道士「ああ、なんてことだ」と叫びました。
医師 「♣Qを残していれば、メイクでしたね」
修道士「もちろんです」
   「でも、両方のカードは残こせない」
   「スクイズだった」


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