後半は平坦なボードが続いた。
修道院長がそのスキルを披露する機会を得たのは、
最後のハンドになってからでした。
DEALER: East
Vulnerable All
コントラクト:3♦
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West |
North |
East |
South |
- |
- |
- |
1♦ |
1♠ |
2♦ |
P |
P |
2♠ |
P |
P |
3♦ |
P |
P |
P |
ー |
・ディクレアラーはSの修道院長。
・Wは♠K→Aと勝ち、Eは♠2→7とフォローしました。
・Wは♠Jを続け、修道院長はダミーでラフしました。
・修道院長は、トランプのA,Kをキャッシュしました。
2ラウンド目でWからトランプの♦Qが出てきました。
ここで修道院長は、Wがオーバーコールしているので、
♥Kはオフサイドにある可能性大。 フィネスはしたくない。
「では何ができるか?」
もしEが最後の切り札を持っていたら、可能性は高いと思われるが、
エリミネーションが可能かもしれない。
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エリミネーション ( Elimination ):
特定のスーツをディクレアラーとダミーからすべてプレイして
無くしてしまうこと(ストリッププレイ)。
その後、ディクレアラーにとって望ましいスートをディフェンダー
からリードしてもらうために、ディフェンダーにリード権を渡す。
・修道院長は♣をKQAとキャッシュしダミーで終わった。
(エリミネーション )
ここで残ったカードは以下の通り。
・修道院長の次の一手はダミーから♥3でした。
Eは♥5を出し、修道院長は♥8でカバーしました。
・それをWは♥Jで勝ちました。
・修道院長は、♠か♥どちらがリードされても、
ジャストメイクになると考えていました。
・しかし、Wはトランプ♦Jをテーブルに置きました。
トランプの逆狩りです。
・続いて♠Tをリード、修道院長はラフ。
この時点でスローインになっており、
♥QがEの♥Kに負け、1ダウンとなりました。
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普通に♥Kを♥AQでフィネスしていればメイクしてたのに、とオポーネントから言われた修道院長でした。
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