車いすフットサル特別ルール
ボール | 直径50センチのボールを使用する。 |
競技者数 | 4人 キーパーはなし。 |
交代 | 自由 |
プレーの再開 | キックイン ボールがタッチラインを超えたとき。 ゴールクリアランス。 攻撃側がボールをゴールラインから出したとき。 |
レフェリー | 主審 + 第2審判 (ほぼ同じ権限) |
タイムキーパー | タイムキーパーが計測(プレーイングタイム) |
競技時間 | 20分ハーフ(プレーイングタイム) |
タイムアウト | 各チーム前後半各1回1分間。 延長戦ではタイムアウトを取れない。 |
オフサイド | 無し |
ファール | 接触プレー、ショルダーチャージ、スライディングタックル禁止。 6つ目の反則からは第2ペナルティーマークから直接フリーキック。 |
退場 | 2分後に補充 |
手を使って良い場合 | シュートするとき、またはパスするとき。 ドリブルは車いす、または足でする。 |
車いすのスピード | 電動車いすの場合は自分が完全に制御できる範囲なら自由とする。 |
その他 | そのほかは一般のルールと同じ。 |
フットサルの基本的なルール
1.競技規則
○ 1チーム5人で1人はゴールキーパー(以下GK)。
○ 競技開始時、1チームは必ず5人いなければならない。5名未満の場合は、試合放棄とする。
○ 交代要員は2名以上7人まで。
退場等によって1チーム2人未満になった時は試合放棄とする。
○ 試合中、交代ゾーンから自由に交代できます。
ただし、プレー中の選手がピッチを完全に出てからでないと交代選手は入ることが出来ない。
GKの交代も同様である。
2.競技者の用具
○ シャツ・パンツ・ストッキング(ソックス)、すね当ておよび靴。
靴は各サッカー協会主催の場合、靴底があめ色または白色に限る。
上記以外は(一般的な大会・レンタルコート)は、トレーニングシューズ・スニーカーでも
よい。ただし、スパイクは厳禁とする。
3.反 則
■ 直接フリーキックとなる反則
☆ キッキング(相手をける)
☆ トリッピング(相手の足を引っ掛ける)
☆ ファールチャ―ジング(相手の体に危険な方法でぶつかる)
☆ ホールディング(相手をつかむ。服も同様)
☆ プッシング(相手を押す)
☆ ジャンピングアット(相手に飛び掛る)
☆ ストライキング(相手にひじ打ちする)
☆ バックチャージ(相手の後ろから、体をぶつける)
☆ ショルダーチャージ(相手に肩からぶつかる)
☆ ハンドリング(ボールを手で扱う、触れる)
☆ スライディングタックル(相手の足元にあるボールに対して滑り込む)
※ スライディングタックルとは、相手競技者がボールを完全に支配している時に行った
場合を言う。ルーズボールに対してや、相手競技者がボールを支配しきれていない
場合のスライディングはタックルとはならない。
■ 間接フリーキックとなる反則
☆ GKへのバックパス
(GKから出たボールが、相手陣内に入るか相手競技者に触れずにGKへパスした場合)
☆ オブストラクション
(自分がボールをプレーしていない時、プレーしようとしている相手の前進を妨げる)
☆ キーパーチャージ
(GKが、ボールをプレーしようとしている時に邪魔をする事)
☆ その他、非紳士的行為など
■ フリーキック(以下FK)の行い方
☆ 直接・間接に関わらず、FKの際に相手競技者はボールがインプレーになるまで
5m以上離れなけばならない。(違反した場合、非紳士行為となる)
☆ 直接・間接(何人かの味方選手)に関わらず、FKの際は1度だけ味方GKにパス
する事が出来る。
☆ ペナルティーエリア内で間接フリーキックの反則があった場合は、その地点に最も
近い ぺナルティ―エリアのライン上より間接フリーキックを行う。
■ 4秒ルール
☆ キックイン・フリーキック・コーナーキック・ゴールクリアランス全て4秒以内に
行わなければならない。
○4秒を越えた場合、その地点から相手側に間接フリーキックが与えられる。
○ キックインの場合はその地点からのキックイン、コーナーキックはタッチライ
ンとゴールラインの交差する点からの間接フリーキックとなる。
■ オフサイドはない。
4.反則の累積
■ 反則の累積
☆ 各ハーフ(前半・後半)でそれぞれチームの反則(直接フリーキックのみ)が合計5回
以上で6回目から壁なしの直接フリーキックとなる。
フリーキックの位置は10mライン(第2PKマークの平行線上)より自陣側で受けた
反則に関しては第2PKマークからの直接フリーキック(壁なし)。
ただし、後半の反則に関しては、延長戦に持ち越される。
☆ 壁なしのフリーキックは、必ずシュートを打たなければならない。
シュートされた後ゴールポストやクロスバー又は相手GKに触れない限り、競技者は
ボールに触れることが出来ない。
☆ ペナルティーエリア内での間接フリーキックに値する反則は、反則のあった地点に
最も近いペナルティライン上からの直接フリーキック(壁なし)となる。
攻撃側のチームが、斜線の範囲で反則を受けた場合は、A地点からの直接フリーキック。
ただし、斜線よりも前方の場合は、反則のあった地点と第2PKマークのどちらかを
選択できる。
5.GKのプレイ
☆ GKは、いかなる場所でも4秒を越えてボールをキープしてはならない。
(ドリブルも同じ)ただし、相手陣内でボールに触れるかコントロールしている場合を
除く。ゴールクリアランスも同様である。
☆ ゴールクリアランス
相手側プレーヤーによってゴールラインより出されたボールは、GKからのゴールクリ
アランスとなる。
※ ゴールクリアランスとはペナルティーエリア内よりによって手で投げ入れる事
である。他のプレーヤーがボールに触れる事が出来るのは、ペナルティーエリアの外に
ボールが出てからである。
☆ GKへのバックパス
GKから出されたボールは、1度相手に触れるかハーフウェイラインを超えなければな
らない。
☆ GKが投げるまたは蹴るボールは、ハーフウェイラインを越えてもかまわない。
※ ただし、中学生以下同士の試合に関しては、自陣内でワンバウンドするかプレー
ヤーが触れなければならない。
蹴って相手ゴールに入った場合インゴールとなる。ただし手で投げ入れたボールは
インゴールとならない。
☆ GKは自陣ペナルティーエリア内でのみ不用意に、無謀に、あるいは過剰な力で行わ
ない限りスライディングタックルをすることができる。(審判の判断による。)
※上記競技規則は、2003年度(財)日本サッカー協会フットサル競技規則を参考にしたものである