Q1:形成外科ってどんな外科ですか?
「基本は創傷治癒であり、本質は形態の再建です」
な〜んて言っても余計に分かりませんよね。
中味を説明するよりも、どんな疾患を扱っているのか知ってもらったほうが
早いと思いますので見てください。
挫創などの表面だけでなく、顔の骨の骨折まで含めた顔面外傷
唇裂(みつ口)・口蓋裂(狼咽)
切断肢指の再接着も行ってます。
乳癌手術後の乳房再建や舌癌などの頭頚部の癌の切除後の再建
褥瘡など
Q2:形成外科はいつごろからあるのですか?
欧米においてはPlastic Surgery(Plasitic & Reconstrucitve Surgery) と言われ
ており、1917年イギリスのSir H. Gilliesが提唱したのが始まりのようです。この時
は第一次世界大戦の後で、戦争によって発生した多くの戦傷者の治療や形態の再検の
必要性から形成外科が発展したようです。アメリカにおいても同様に第二次世界大戦
の後、その必要性から高い評価を受けるようになり社会に浸透して行ったようです。
Q3:整形外科とは違うのですか?
Q4:形成外科と美容外科はどう違うの?
Q5:形成外科はなんのために必要なの?
また以前は、傷を治すのもただ傷がくっつけばいいと考えでした。いまでもそのよう
な考えが残っていますが、傷あとが大きな悩みになっている人もいます。それらを解消
するためにも形成外科が必要です。
Q6:どんな傷あとも消せるのですか?
これは私の持論ですが、傷あとを治すということは外見上の傷あとを治すことよりも、
その人の心にあるコンプレックスという傷あとを治すことが肝要なのです。
Q7:乳癌の手術あとも治せるのですか?
乳房を無くされた女性にとっては、肉体的な苦痛よりも精神的な苦痛の方が大きいこと
も多々あります。乳房再建というのは、手術によって傷あとを小さくし、形を整えること
で患者さんの心の悩みを軽くすることだと言ってもいいと思います。
Q8:形成外科はどこにでもあるのですか?
Q9:いま、専門医は何人くらいいるのですか?