■ レーザ治療-炭酸ガスレーザ- ■



炭酸ガスレーザー、「ESPRIT」を導入し、これを積極的に活用しています。

主に顔面・頚部のいぼ(ウイルス性は不可)やほくろを局所麻酔下にて
レーザーで切除しております。
従来の切除・縫合にくらべ、

Merit

・出血がほとんどない
・術後の消毒がほぼ不要
・切除・縫合に比べて手術時間が1/4
・傷跡は大抵は水疱瘡の後程度

Demerit

・ケロイド体質の方の下顎縁は難しい
・大きなしわに沿った部分の腫瘍なら縫合に比べて傷跡がやや目立つ可能性がある
・綺麗に治るには腫瘍の大きさは9mmほどまで
・脂肪層までは切除しないので腫瘍の下縁をとりのこす可能性がある。




右外眼角部と右鼻翼部の色のないほくろ。


レーザー照射二日目。既にシート上の透明な表皮と痂皮に覆われ、
洗顔・入浴が可能。



レーザー照射後40日目。傷跡もどんどん目立たなくなってきている。




男性の脂漏性角化症・いわゆる「いぼ」。非常に浅いところにできる良性腫瘍なので液体窒素凍結療法でも良いが、病理標本を作製できる点でレーザー治療が有益。


術後60日目。