レーザー治療(扁平母斑)  


下腿の扁平母斑です。
扁平母斑とは出生時より認められる皮膚面と同じ高さの境界が鮮明な褐色から淡褐色の色素斑(アザ)で表皮の色素(メラニン)が増加している。

レーザー照射後5日目の臨床像です。熱吸収で破壊されたメラニン色素が炎症細胞によって処理されつつありますので、この様な紅斑が出来てまいりますが、痛み、痒みはほとんどありません。


レーザー照射後一ヶ月目の臨床像です。照射部位の色素が処理され、上に薄い表皮が形成されて桜色に見えます。約半年ほどして薄い表皮がまわりと同じ厚みを取り戻しますと治療完了です。この患者さんではレーザーが非常に有効であることが確認されましたので、周辺にも照射を順次行っていくこととなりました。