あなたの症状から考えると、次のような病気が疑われます。

考えられる呼吸器の病気
病名メ モ
慢性気管支炎 大気汚染、喫煙などにより慢性的に生じた気管支の炎症。
咳、痰は冬に多い。
気管支拡張症 慢性気管支炎などによる炎症などで気管支の壁が崩れ、膨らんだようになる。
血痰や喀血を伴うことがある。
じん肺症(主にけい肺症) 職場などで吸入した粉じんによっておこる気管支や肺の進行性、炎症性の病気。
吸入した粉じんが石綿のときには痰、喘鳴は少ない。
予防が一番大切。
肺結核・肺非定型抗酸菌症 全身の倦怠感、微熱、食欲不振などを伴う。

考えておかねばならない他の呼吸器の病気
病名メ モ
気管支結核 肺結核に比べて咳、膿性痰が多い。
びまん性汎細気管支炎 肺胞に近い末梢の細い気管支に、広範囲に炎症をきたす。
副鼻腔炎を伴い、副鼻腔気管支症候群の形で現われることが多い。
肺がん 肺がんによる気管支の狭窄が起こり、閉塞性肺炎をきたすと膿性痰がでる。
発熱を伴うこともある。

ご注意:あくまでも症状から考えられる病気の一部を挙げただけです。
確定診断のためには診察、検査を必要としますので、
かかりつけ医、または専門医を受診してください。


呼吸器内科診察室の最初へ