ごんべの「手暦(てごよみ)



制作:平成8年10月5日(土)
改訂:平成11年08月23日(月)
改訂:平成12年02月22日(火)
改訂:平成13年09月12日(水)
改訂:平成14年01月05日(土)
改訂:平成18年05月15日(月)
改訂:平成19年01月27日(土)
改訂:平成22年12月03日(金)
改訂:平成23年01月15日(土)

【内容】
◆まず道具を準備します
◆各月の位置を覚えましょう
◆曜日の位置を覚えましょう
◆2007年(平成19年)10月26日は何曜日?
◆閏2008年(平成20年)10月26日は何曜日?
◆2006年(平成18年)〜2010年(平成22年)の曜日図
◆1873年〜2025年各年の1月1日の曜日一覧表

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「手暦」とは、文字どおり手(この場合は指ですね)を使った暦です。単に、ある特定の月日の曜日を知るだけという単純きわまりないツールです。

思えば遠い昔、ごんべが伯耆国・上郷小学校2年生だった某日の昼休憩、暇を持て余して職員室に遊びに行きました。ちょうど先生も暇そうで、4年生担任の小谷(こだに)先生が「ごんべ、ちょと来い。おもっしょいもん教えたるけぇ」と、紙に描いて教えてくださったのが、 この「手暦(てごよみ)」でありました。
あれからもう、五十余年が過ぎ去りました。が、その間「手暦」を使う人を見かけたことが一度もありません。まあ、ツールとしては簡単すぎるし、曜日の位置を毎年変更しなければならない関係で、前後3年間位しか使えそうもない。それに、最近は、ケイタイ電話をパッ!と開けば、一瞬に50年後の暦でもチェックできる時代ですから、無理もないかな。
でもね、仕事などで人と話している最中に、テーブルの下の見えない所で、指先をチョイチョイと動かして手暦を使い、「いやあ、部長、その日は土曜日ですから、マズイっすよ!」とか、「え、確か今年の天皇誕生日の12月23日は日曜日のはずですから、月曜日の24日が振替休日になって、土日月と三連休ですね」とかなんとか言って、相手を煙にまくことができます(できないかもしれませんけど)。

閑話休題。
「手暦」の道具は右手(または左手)の手のひら。薬指・中指・人差し指の手のひら側の節の部分を使います。

まず道具を準備します

手暦の道具は、右手の手のひらだけです。他には何もいりません。

左利きなどのため左手を使う人は、このファイル中の文章や図を、適当に読み替えてください。
また、相対的な位置関係さえ変えなければ、人差指と薬指の役割変更なども自由ですし、小指を使いたい人は、小指・薬指・中指を使ってもOK。(^〜^*)
右手の手のひらのうち、使う場所はこの部分だけです。

薬指と中指の全部、人差指の先端3分の1。親指は、場所を数えていくときに、ポインターとして使います。

数えていく方向は、右のとおりです。

薬指の上から下へ→中指の上から下へ→人差指の先端→薬指の先端…………という具合に、ループして数えていきます。もちろん、数えるスタート地点は、その都度変わります。
詳しくは後述。



各月の位置を覚えましょう

月の位置は不動

右図は、1月から12月までの位置です。
次項で説明する「曜日の位置」は毎年動きますが、月の位置は、全く変わりません。毎年同じです。月の位置の方は動かさずに固定しておき、曜日の位置の方を毎年動かして調整しているわけです。毎年12個の位置を覚えるより7個覚える方が簡単ですもんね。
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各月の位置は、次項の「曜日の位置」と関連してくるのですが、各月の1日(ついたち)の曜日の位置を示しています。
例えば、2007年(平成19年)で説明しますと、2007年(平成19年)の1月1日は月曜日ですから薬指の先端に、2月1日は木曜日ですから、中指の先端にありますね。4月は人差指の先端ですが、そこは日曜日・・・という具合に、各月の位置が決まっているのです。さっき言いましたように、各月1日の位置は変わりませんから一度覚えてしまえばこっちのものです。
つまり、言い換えますと、これらの月の位置は、各月のある特定日の曜日を調べる場合の「スタート位置」なのです。

うるう年の場合ちょっと違いますが、その説明は、後で。(^^)

曜日の位置を覚えましょう

曜日の位置は毎年変わる(うるう年は2度変わる)

右の図は、2007年(平成19年)の曜日の位置です。
曜日の位置は、原則として1年間は変動なしです。
しかし、4年に1回やって来るうるう年には、3月1日にも1日ずらしてやります。つまり、うるう年は、2月29日までと3月1日からとでは別の曜日図を使うのです。
閏2008年(平成20年)の曜日は、次図・次々図を参照してください。
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さて、曜日のルールは、次のとおりです。
左上(薬指の一番上)に、その年の1月1日の曜日を入れます。以下、下へ、右へと曜日を順に入れていき、最後は人差し指の一番上です。
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2007年(平成19年)で説明しますと、2007年(平成19年)の1月1日は月曜日ですから、左上(薬指のてっぺん)には月曜日を入れて、右図のようになります。
来年の元旦(1月1日)に、一つ曜日をずらしてやってください。去年が日曜日なら今年は月曜日に、去年が火曜日なら今年は水曜日に・・・。ま、とにかく、「毎年の元旦に、曜日は一つずれる。うるう年は3月1日にもう一度一つずれる」と覚えておいてください。
なぜ一つずれるのかと言いますと、1年365日÷7日=52……余り1でしょ。この「余り1」がズレる原因です。
2007年(平成19年)の曜日図
右の図は、閏2008年(平成20年)の1月1日〜2月29日の曜日の位置です。




曜日の位置は、原則として1年間は変動なしですが、うるう年には、3月1日にもまた1日ずらします。つまり、うるう年は、2月29日までと3月1日からとでは別の曜日図を使うのです。
閏2008年(平成20年)1月1日〜2月29日の曜日図
右の図は、閏2008年(平成20年)の3月1日〜12月31日の曜日の位置です。
(以下説明省略)
閏2008年(平成20年)3月1日〜12月31日の曜日図

2007年(平成19年)10月26日は何曜日?

10月の位置は、左上の薬指のテッペンでした。この位置は、2007年(平成19年)は月曜日です。
つまり、スタート地点の2007年(平成19年)10月1日は月曜日ということですね。

さて、そこで10月26日の曜日です。ほんと馬鹿馬鹿しいですけれど、1、2、3、4、5と順番に数えていくというのが原則なんです。(笑)
でも、10月1日から10月26日まで、エッサカ・ホイサカ数えていくのは、まことに馬鹿らしく、あほらしく、かつまた、邪魔くさい。そこで……。

「1日、8日、15日、22日、29日は同じ曜日である」

という定理(オイオイ!)を利用します。そうです。最初の方を数えるのを省略すれば、最大7日間分だけ数えればOKなのです。
やってみましょう。10月1日のところ(薬指の一番上)に親指の先っちょを当てて、その場所で1、8、15、22と数えて、22日からスタートです。23日は薬指の真ん中、24日はその下、25日は中指のてっぺん、26日はその下……と来ました。そこが10月26日の曜日です。金曜日ですね。
こうして、2007年(平成19年)10月26日は金曜日と判明しました。めでたし、めでたし。

2007年(平成19年)10月26日の曜日

閏2008年(平成20年)10月26日は何曜日?

手抜きの原稿で、ごめんね。(^^ゞ

10月の位置は、左上の薬指のてっぺんでしたね。そこは、2008年(平成20年)はうるう年ですので、1月1日〜2月29日の間は火曜日なのですが、3月1日〜12月31日の間は1日ずれて、水曜日になります。つまり、スタート地点の2008年(平成20年)10月1日は水曜日ということです。OK?

さて、そこで10月26日の曜日です。ほんと馬鹿馬鹿しいですけれど、1、2、3、4、5と順番に数えていくというのが原則なんです。(爆)

 中略 (^〜^*) 

やってみましょう。10月1日のところ(薬指の一番上)に親指の先っちょを当てて……(中略)22日からスタートです。23日は薬指の真ん中、24日はその下、25日は中指のてっぺん、26日はその下、……と来ました。そこが10月26日の曜日です。日曜日になりますね。
こうして、2008年(平成20年)10月26日は日曜日と判明しました。めでたし、めでたし。

2008年(平成20年)10月26日の曜日

2006年(平成18年)〜2010年(平成22年)の曜日図

2006年(平成18年)の曜日図
2007年(平成19年)の曜日図
2008年(平成20年)2月29日までの曜日図
2008年(平成20年)3月1日からの曜日図
2009年(平成21年)の曜日図
2010年(平成22年)の曜日図


1873年(明治6年)〜2025年(平成37年)各年の1月1日の曜日一覧表



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Thanks to kerorin
2007/01/25