「夜なか」

勝承夫作詞・平井康三郎作曲

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ろばたで茶がまが ぶくぶくたぎる
だれも知らない 夜なかの夜なか
茶がまは手を出し 足を出し
「火の気(け)がまだある まだ燃(も)える
やけどだ やけどだ 来ておくれ」

おせどのこおろぎ この音きいて
かけいのちょろ水 木(こ)の葉にくんで
ぴょんぴょんかけつけ 火けしやく
「あっつつあっつつ 足やいた
どなたか おくすり くださいな」

おにわのすみから がまさんのそり
わたしのくすりを つければなおる
まてまて くらくて わからない
「茶がまよ ぶくぶく ふたならせ
こおろぎ コロコロ 羽(はね)ならせ」


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