「滝」

作詞者不詳・長谷川良夫作曲/文部省唱歌

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あえぎ登る山の懸路(かけじ)に、
はや聞(きこ)ゆるは、滝の音、
あたりにひびく滝の音。
木の下闇(このしたやみ)を抜け出でて、
見上ぐれば、目の前に、
荒野(あらの)の吹雪(ふぶき)さながらに、
落つるよ落つるよ、真白き流れ。

霧を含む風の冷たく
さと吹来(ふきく)れば、夏の日の
暑さも知らぬ岩の上、
木の下陰(このしたかげ)にいこいつつ、
見下ろせば、足もとには、
幾百千の白龍(はくりょう)の、
おどるよおどるよ、碧(みどり)の淵に。


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