「頌春(しょうしゅん)の歌」

(新潟高校記念歌)

山田定雄作詞・小林盈蔵作曲

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生誕(せいたん)ここに一年(ひととせ)
春は再び廻(めぐ)り来ぬ
草木(くさき)緑に萌え出でて
雲雀は高く歌うなり
若き誇りの二百人
光を浴びて丘に立つ

揺れ立ち昇る陽炎(かげろう)
ふりさけ見れば紫の
一抹(いちまつ)佐渡が島霞
薔薇色雲よ真白帆(ましらほ)
希望(のぞみ)憧憬(あこがれ)わが象徴(すがた)
乗せて漂う青海波

ああ青春の喜びは
胸に溢れて熱き血の
(みなぎ)る吾れが腕(かいな)かな
さわれ微(かすか)にひそかにも
かすりて過ぐる悒愁(ゆうしゅう)
黒き眸(ひとみ)に涙あり

その歓楽に悲哀(かなしみ)
ふと思い出し若人が
やがて来るべき烈日の
激しき戦(いくさ)知ればにか
運命(さだめ)の前の凋落(ちょうらく)
一葉の影思えばか

無心の砂は崩れ来て
(とび)は舞い居り悠久を
この麗日の丘の上
頌春(しょうしゅん)の歌あわせつつ
(ぜい)なき宴(うたげ)(もよお)せば
散りこそかかれ花の雪


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