「真白き富士の根(七里ケ浜の哀歌)」

三角錫子作詞/ジェレミー・インガルス作曲

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真白き富士の根 緑の江の島
仰ぎ見るも 今は涙
帰らぬ十二の 雄々しきみたまに
(ささ)げまつる 胸と心

ボートは沈みぬ 千尋(ちひろ)の海原(うなばら)
風も浪も 小(ち)さき腕(うで)
力もつきはて 呼ぶ名は父母
(うらみ)は深し 七里が浜辺

み雪は咽(むせ)びぬ 風さえ騒ぎて
月も星も 影をひそめ
みたまよ何処(いずこ)に 迷いておわすか
帰れ早く 母の胸に

みそらにかがやく 朝日のみ光り
(やみ)にしずむ 親の心
黄金(こがね)も宝も 何しに集めん
神よ早く 我も召せよ

雲間に昇りし 昨日(きのう)の月影(つきかげ)
今は見えぬ 人の姿
悲しさ余りて 寝られぬ枕(まくら)
(ひび)く波の おとも高し

帰らぬ浪路(なみじ)に 友よぶ千鳥(ちどり)
我もこいし 失せし人よ
尽きせぬ恨(うらみ)に 泣くねは共々(ともども)
今日もあすも 斯(か)くてとわに

「夢の外」(大和田建樹作詞)の歌詞はこちら


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