「ロンドンデリーの歌」

近藤玲二訳詞(1)/津川主一訳詞(2)・アイルランド民謡

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近藤玲二訳詞(1)

北国の 港の町は
リンゴの 花咲く町
慕わしの 君が面影(おもかげ)
胸に抱(いだ)き さまよいぬ
(くれない)に 燃ゆる愛を
葉陰に 秘めて咲ける
汚れなき 花こそ君の
香りゆかしき 姿

さ霧(ぎり)降る 港の町は
リンゴの 花咲く町
いつの日も 匂い優しく
夢にぬれて 漂いぬ
黄昏(たそがれ)に 頬(ほほ)すりよせて
リンゴは 何を語る
誓いせし あの夜の君の
香りゆかしき 姿

津川主一訳詞(2)

わが児(こ)よ いとしの汝(なれ)
父君(ちちぎみ)の 形見とし
こころして 愛(いつく)しみつ
今日(きょう)まで 育てあげぬ
ふるき家を 巣立ちして
今はた 汝はいずこ
よわき 母の影さえも
雄々しき汝には 見えず

果てしもなき かの路(みち)
あなたに 汝はゆきぬ
むなしき わが家(や)を見れば
亡き父君 おもわる
足もとの 草むらより
立つは さえずる雲雀(ひばり)
ああ我も 強く立ちて
わが家の 栄誉(ほまれ)を守らん


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