「児島高徳
(こじまたかのり)
」
作詞者不詳・岡野貞一作曲/文部省唱歌
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一、
船坂山
(ふなさかやま)
や杉坂
(すぎさか)
と
御
(み)
あと慕いて院の庄
(いんのしょう)
微衷
(びちゅう)
をいかで聞こえんと
桜の幹に十字の詩
『天
(てん)
勾践
(こうせん)
を空
(むな)
しゅうする莫
(なか)
れ
時
(とき)
范蠡
(はんれい)
無きにしも非
(あら)
ず』
(注1)
ニ、
御心
(みこころ)
ならぬいでましの
御袖
(みそで)
露けき朝戸出に
誦
(ずん)
じて笑
(え)
ますかしこさよ
桜の幹
の
十字の詩
(注2)
『天
(てん)
勾践
(こうせん)
を空
(むな)
しゅうする莫
(なか)
れ
時
(とき)
范蠡
(はんれい)
無きにしも非
(あら)
ず』
(注1) 太平記(四)
然るべき隙も無りければ、君の御座ある御宿の庭に大なる桜木有けるを、押削りて大文字に、一句の詩をぞ書付けたりける。
天莫空勾践 時非無范蠡
(注2) 二番のこの部分の歌詞を「桜の幹
に
十字の詩」と誤記していました。ようこさんにご指摘頂きました。ありがとうございます。(2003/07/13)
(注2補足:gonbe007) なお、一番の歌詞の4行目の「桜の幹
に
十字の詩」は、「に」のままでOKです。
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