「ケンタッキーのわが家」

(1)津川主一訳詞/(2)堀内敬三訳詞・フォスター作曲

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(1)津川主一訳詞

なつかし わが故郷(ふるさと)に 夏の日きたれば
(はた)は実のり 花は咲き 木々に小鳥うたう
おさなごたわむれ遊び 笑い部屋にみつ
されど悲しそは夢か 別るる日となりぬ
ああわが君 しのびたまえ いざ歌わん
別れのふしを さらばケンタッキーの家よ

今は 丘や野や海辺 さすろう日もあらず
月の夜(よ) 家のほとりに 歌うおりもあらず
むなしく心にうかぶ ふるき思い出よ
したしきわがはらからに 別るる日となりぬ
ああわが君 しのびたまえ いざ歌わん
別れのふしを さらばケンタッキーの家よ

はるかに わが家(や)をはなれ 何のやすきあらん
されどはかなき旅路も やがれ果(は)つる日あり
負いがたき重荷さえも たえてわれは負わん
今こそわがはらからに 別るる日となりぬ
ああわが君 しのびたまえ いざ歌わん
別れのふしを さらばケンタッキーの家よ

(2)堀内敬三訳詞

日影(ひかげ)うららのケンタッキーの 古きわが家よ
牧場(まきば)に花は咲きみち 鳥は群れてうたい
おさな子 家をめぐりて 走り踊りにし
楽し日 今は跡なし さらばケンタッキーの家
いざや 涙うちぬぐいて
おもいでの歌を うたわん
さらば ケンタッキーの家

つらなる綿の畑(はたけ)よ 丘よ 小流(こなが)れよ
むつびて歌いし友よ いまは別れ告げまし
何処(いずく)と行方(ゆくえ)知られぬ 旅にゆくこの日
ながめん 心ゆくまで 古きケンタッキーの家
いざや 涙うちぬぐいて
おもいでの歌を うたわん
さらば ケンタッキーの家

原詩の「My Old Kentucky Home」はこちら。


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