「北帰行」

宇田博作詞・作曲

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窓は 夜露にぬれて
みやこすでに 遠のく
北へ帰る 旅人ひとり
なみだ流れて やまず

夢は むなしく消えて
今日も 闇をさすらう
遠き想い はかなき希望(のぞみ)
恩愛(おんあい) 我を去りぬ

いまは 黙(もく)して行かん
なにを また語るべき
さらば祖国 いとしき人よ
あすは いずこの町か
あすは いずこの町か


(旅順高等学校寮歌の原詞は、次の5連となっています)

窓は夜露にぬれて
都すでに遠のく
北へ帰る旅人ひとり
涙流れてやまず

建大一高旅高
追われ闇をさすらう
汲めど酔わぬ恨みの苦杯
嗟嘆ほすに由なし

富も名誉も恋も
遠きあこがれの日の
淡きのぞみはかなきこころ
恩愛我を去りぬ

わが身容るるにせまき
国を去らんとすれば
せめて名残りの花の小枝
尽きぬ未練の色か

いまは黙して行かん
何をまた語るべき
さらば祖国わがふるさとよ
あすは異郷の旅路


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