「初恋」

島崎藤村詩・若松甲作曲

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まだあげ初(そ)めし前髪(まへがみ)
林檎(りんご)のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛(はなぐし)
花ある君と思ひけり

やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅(うすくれなゐ)の秋の実に
人こひ初めしはじめなり

わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情(なさけ)に酌(く)みしかな

林檎畑の樹(こ)の下(した)
おのづからなる細道は
(た)が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ

(注1) 若松甲作曲のこのメロディの楽譜は、めぐみさんに戴きました。ありがとうございます。十数年間探していました。(2007/06/11)
(注2) 島崎藤村の詩「初恋」には、このメロディ以外にも、たくさんの曲がつけられているのですね。JASRACのデータベースを見るまで、ぜ〜んぜん知りませんでした。
他の作曲者を順不同・敬称略で抜粋列挙いたしますと、大中寅二、高橋正道、青英權、寺沢伸夫、繁田裕司、内田俊、小椋佳、小田切草心、千秋次郎、夢慧、杉田二郎、馬渕陽光、神尾憲一、大田桜子……。φ(.. )
(注3) 大中寅二作曲のメロディは、こちらにあります


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