「あわて床屋」

北原白秋作詞・山田耕筰作曲

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春は 早(はよ)うから 川辺の葦(あし)
(かに)が 店出し 床屋(とこや)で ござる
チョッキン チョッキン チョッキンナ

小蟹(こがに) ぶつぶつ 石鹸(シャボン)を とかし
おやじ 自慢(じまん)で 鋏(はさみ)を 鳴らす
チョッキン チョッキン チョッキンナ

そこへ 兎(うさぎ)が お客に(注) ござる
どうぞ いそいで 髪(かみ)刈って おくれ
チョッキン チョッキン チョッキンナ

兎ァ 気がせく 蟹ァ あわてるし
早く早くと 客ァ つめこむし
チョッキン チョッキン チョッキンナ

じゃまなお耳は ぴょこぴょこするし
そこであわてて チョンと切り落とす
チョッキン チョッキン チョッキンナ

兎ァ おこるし 蟹ァ 恥(はじ)ョ かくし
しかた なくなく 穴(あな)へと 逃(に)げる
チョッキン チョッキン チョッキンナ

しかた なくなく 穴へと 逃げる
チョッキン チョッキン チョッキンナ

(注) 「お客」が正しいのに、「お客」と間違えていました。
伊東さんに教えていただきました。ありがとうございます。(2004/03/26)


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