「アムール川の流血や」

一高第十一回記念祭寮歌

塩田環作詞・栗林宇一作曲

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アムール川の 流血や
氷りて恨(うらみ) 結びけん
二十世紀の 東洋は
怪雲(かいうん)空に はびこりつ

コサック兵の 剣戟や
怒りて光 散らしけん
二十世紀の 東洋は
荒浪海に 立ちさわぐ

満清(まんしん)既に 力尽き
末は魯縞(ろこう)も 穿(うが)ち得で
仰ぐは独り 日東の
名も香んばしき 秋津洲(あきつしま)
桜の匂い 衰えて
皮相の風の 吹きすさび
清き流れを 汚しつつ
沈滞ここに 幾春秋

向ケ岡の 健男児
虚声偽涙(きょせいぎるい)を 外(よそ)にして
照る日の影を 仰ぎつつ
自治寮たてて 十一年

世紀新たに 来れども
北京の空は 山嵐
さらば兜の 緒をしめて
自治の本領 あらわさん

(同じメロディの「メーデー歌」もあります)


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